喉の痛みが数日間取れないので、クリニックへ行った。待合室にテレビの大きな画面がある。それを見て、目が釘付けになった。
中国武道をやっていたのである。実は昨日、K子さんが「中国武道を習う」と言うので驚いたばかりだ。K子さんは最近、自然が豊かな場所を歩いていると身体が無意識に動いて足を蹴り上げるような武術的所作になることから、中国武道へ思いを至らせたという。
テレビでは「南拳」というのをやっていた。拳を前へ突いたり足を蹴り上げたりの動きが激しい。そして美しい。武闘であると共に舞踏にも見えた。
私が診察を受けている間に、テレビは「太極拳」に移っていた。これも美しい。ゆっくりとした動きだが、片足立ちでの所作が多いし、実際にやるとなると見た目よりもかなり難しそうだ。
「気」のコントロールで化学物質過敏症から劇的に回復したK子さん、次なる挑戦の中国武道で益々素敵になられますように!