そして さっき、
ジェフ・ベックと、あのザ・フーのピート・タウンゼントと、
オーケストラが競演しているYOUTUBE動画を見た。
love reign o'ver me Lonndon 2012
というタイトルだった。検索したらすぐ出ると思うんだけど。
そこで、ジェフ・ベックと、ピート・タウンゼントが
二人とも、フェンダーのストラトキャスターを弾いているのだ。
あの・・・・思えば二人とも若かりし頃には
ギブソン社のレス・ポールがメイン器であったはず。
それが後年になって、ストラトをメインに弾くようになっている、二人とも。
これはなかなか、面白い現象だと思う。
エリック・クラプトンも よく考えたら、同じ道を辿っている。
フェンダー社は、ほくそ笑んでいるであろう。
動画を見ていたら、二人とも、トレモロ・アームを、かなり使う。
やっぱ、ストラトの一番の強みはあの素直で太い「音」、
そして面取りをしたボディの操作性、
(ネックをボルトで留めて、後で交換が容易、というのもスゴイ。)
そしてそして画期的な
シンクロナイズド・トレモロ・ユニットなのだ・・・と僕は思う。
あんな破壊的な機構、他のどんな楽器にも装備されていない。
あれは「音程」というものを根底から破壊する機構なのだ、
大げさに言えば。
僕もストラト大好き派なのだが実は、音質で言えば
同じフェンダー社のテレキャスターの方が上だ、と思っている。
ただあれは、音はいいが・・・扱いにくいのだ。
操作性はストラトの方が格段上、そして禁断の(というか何と言うか)
シンクロナイズド・トレモロ・ユニット。
シンクロナイズド・トレモロ・ユニットは実はもっと
柔らかな、ソフトな使用を前提に設計・製作されたもので、
「弦が弛み切ってしまうまで音を落とすような無茶なアームの使い方」は、
あのジミ・ヘンドリックスが実践するまで、誰も思いつかなかったのだ。
ストラトは素晴らしい。
僕の今使っている「サイクロンⅡ」も、実は
シンクロナイズド・トレモロ・ユニット搭載で、
音質はほぼストラトである。違うのはネックがミディアム・スケールで、
僕にとっては弾きやすいのだ。
あと、まあ、シルエットがムスタングなのだ、「サイクロン」は。
昔は、っていうか一時、忌み嫌っていたレス・ポールも、
今では素晴らしい・・・と素直に思うようになった。
あれはあれでしか出ない音があるのだ。
例えば・・・ZZ・TOPの、ビリー・ギボンズの音がそうだ。
ギブソン・レス・ポールにも一時、「ケーラー」という
後付け可能の素晴らしい
トレモロ・ユニットがあったのだがなぁ。
「ケーラー社」はいつの間にか、この世にないらしい。
ああゆうのをもっと、ちゃんとバックアップしてたらギブソンも
倒産(寸前?)・・みたいなことにならなかったのでは?
とか思うんだけどね。。
まあいいか。