風は歌をうたい、
そんな大団円の訪れ。
僕は昼間の月を見上げながら
・・・・・・・眠い。
朝になんか眠るものではない、
夜になんか目を覚ますものではない。
夕方はいつもオレンジ色と青色、
雨降りの日は灰色と青色。
君の色彩感覚すら僕は好きだった。
何処かで何かが始まっては終わり、
僕に関わることなく消えて行く。
僕はもう、何を思い出すこともないんだ、だから
純粋に無目的に歌うのだ。
形を持たないものたちのために、
今ではもう、実体さえ持たない感情のために。
何に向けて僕は祈ろう?
全ての堕落と怠惰のために?
自己満足的な「ストイック」のために?
僕の望みを叶えてくれなかった
「神様」に向けて?
・・・・・・・まさかね。