千分の九百二十五の純度の天使、
ブロック塀の上で迷い続ける猫、
すべてのゴージャスな夜明けのためのウイスキー。
時間はある一点に集中して、また拡散する。
光の粒子ひとつぶひとつぶの行方を案じるのは、
変幻自在の宝石である君。
暗闇の向こうに何があるかってことについては、
もう考えることにすら飽き飽きしてしまった。
今や夜の領域は拡大し、
どこまで行ったところで何が変わる訳もない。
君に似た奴なんか、俺はまだ見たことがないんだ・・
でもそれは当然過ぎるほど当然だ。
だってブラック・ライダーのガソリンは
光り輝く天上の果実でしか作り得ないし、
僕等の骨ときたら
クローム・メッキされたタイタニウム合金製だ。
でもだからって言って
どんなことにも、何の意味もない。
あるのは壮大な偶然と、
膨大な時間の蓄積だけ。
俺はもう、何かに憧れることすら止めたんだ。
・・それでどうなることもないんだがね。
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