YMO関連とストラトキャスター。

2022-11-27 20:34:42 | Weblog

教授もユキヒロも闘病中のようで、

なかなかハラハラさせられる近年なのだが。

 

このところの僕は、YOUTUBEで昔のYMO関連の動画を見ることが多い。

初期のヨーロッパツアーから、わりに近年のものまで、興味は尽きない。

いつ頃のものなのかちょっとわからないのだけれど、

教授が音楽ワークショップみたいなのをやっていて、それもすごく面白い。

YMOの3人とピーターバラカンで、対談したりしている。

・・・・・・・・・・・・・・・面白過ぎる。

出演陣の老け具合から見て、そんなに以前の物ではないと思うのだが、

「昔(YMOの頃)は、クリックが必須で、絶対ジャストのリズムから

ズレてはいけなかったんだけど・・・・今思うのは

例えばリズムが「走る」のって、自然ですよね」と教授が言うと、

ユキヒロさんも細野さんも「うんうん」って頷くのだ。

何か・・・0コンマのリズムのズレにこだわっていた

あの人達がこんなこと言うんだ・・・と衝撃的で、とても良い。

細野さんも現在のレコーディングではクリックなど使っていないみたいだ。

僕(片山道郎)の意見を言わせてもらえれば・・・・・

昔からクリックなんか不自然で、大嫌いだったぜ。

 

そしてYMOは、その時代その時代で、サポートギタリストが替わる。

いちばん古くは大村憲治か。

このギターがまた、モノスゴイの一言である。

ジャズ的でもあるし、アヴァンギャルドでもあるギター。素晴らしい。

使用楽器はストラト、もしくは70年代に日本のメーカーが

独自で創り出したストラトの亜種。

要するに、グレコのGOⅡみたいなやつ。これがまた素晴らしい。

そのあとのギターは高野寛。これも小憎らしく、良い。ギターはストラト。

そして一番最近のサポートギターは、あの小山田圭吾だった。

何か悔しい気もするのだが、これもとても良い演奏をしている。

小山田君のYMOでの使用ギターは多分ジャズマスターとかだ。ムスタングもあったかな。

でもこの間見た動画で小山田君が弾いていたのはストラトで、

よく見たら何と、トレモロ・ユニットが交換されている。

あれはフロイド・ローズだ。ちゃんとネックのところのロックもついている。

 

ストラトにフロイド・ローズを搭載する、というのはすごくいいアイディアで、

僕も実は手持ちのG&L・SKYHAWKにフロイド・ローズ(ライセンスもの)を

取り付けている。SKYHAWKは言ってみれば「ストラト亜種」なので、

やってることは一緒だ。

 

この改造、すごくいいのに ほとんど誰も・・・やってないのだ。

(あ、もちろんヘヴィ・メタル畑の人々以外は、という意味ね。)

チューニング狂わなくて超・便利だし、すごい大胆な(ジミヘン的な)

アームの使い方とかできるのに、勿体ないなあ、と以前から思っていたのだが、

YMOバックの時の小山田君が使ってるのを見て、ちょっと嬉しかった。

 

しかしそれにしても、

YMOサポートのギタリストはストラト率が高い。

 

僕としてはすごく「わかる」気がする。

音が・・・・キツ過ぎないし、太いし、使いやすいし、軽くて丈夫だし、

そしてそして!

「シンクロナイズド・トレモロ・ユニット」が純正で搭載されているギターって、

考えたみたら世界中でストラトだけなのだ。

「フロイド・ローズ」も、考えようによっては「シンクロナイズド」の強化版だし。

 

 

 

・・・と思ってたらこないだラジオで

YMOのカヴァーで有名な「ファイアー・クラッカー」を

ギターで演奏してる曲が流れて、

「何だこれ?????」と驚愕していたらその演奏の主は

「クルアンビン」のものだった。すごい。素晴らしい。

そういえば「クルアンビン」のギターのあの人も

使用楽器はストラトキャスターだよ。

 

 

YMO関連とストラトは相性がいいのかも。

 

 

 

 

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