永い永い永い八月をまるで無呼吸で潜り抜け
僕達はやがて九月に到達するのだろう
とは言ったものの現時点では
まるで南極点みたいに遠く感じる九月
様々な事象が進展し
同じように様々な事象が後退した
そのどちらだとしても もう僕には
あまり関係ない出来事のような気がしていた
だって
興味持てないんだったらそれはそれまでだろ
万事に、どんなことにでも深くコミットして行けるワケではない
俺にそんな体力はない
そんな気力もない
そんな時間もない・・・・・・・・・・・・・・・かな?
いや 時間ならいくらでもあるんだ
ただそれが僕に「使えるか」「使えないか」ってだけの話で
それってさ
「もう電車なくなった」っていう物言いと同じで可笑しい
電車は存在するのだけれど、もう自分が乗れる範囲では動いていない
ハァ(タメイキ)
終電と言えば昔・・・・まだ二十歳そこそこだった頃
大阪は御堂筋線の心斎橋で佐治と二人で飲んでて
地下鉄の最終に乗り遅れそうになって
佐治が俺のために身体を張って電車を停めておいてくれたことがあった
ああゆう時の佐治は強引でパワフルで
すごかったなあ
懐かしの我々の「TWO OF US」
しかしあの頃は有り余るほど時間があった気がする
あの膨大な「豊穣な時間」たちは一体何処へ行ってしまったのか
あ、そうか
何処にも行ってないのか 電車と同じで
そこにあるけれど「使えない」だけ・・・・・・・・なのか
むむむ
八月よ終われ
今すぐ