ケルアックのお墓。

2024-03-12 21:18:58 | Weblog

今日はジャック・ケルアックの誕生日なのだそうだ。

どこかのFMラジオで、DJがそう言っていた。

1922年に生まれ、1967年に亡くなった、ビートの、伝説的詩人で、小説家。

崇拝する人は多い。僕もその一人である。

 

そのケルアックの話の後、どんな曲をかけるかな?と思いながら聴いてたのだが、

かかったのはブルース・スプリングスティーンの「サンダー・ロード」だった。

アルバム「明日なき暴走」の中の名曲。素晴らしく良かった。

でもスプリングスティーンって、ビートニクとの因縁が何かあったかな?

いまいち思いつかないのだけれど、スプリングスティーンといえばディラン直系なので、

ケルアックの影響下に、ない・・・・はずはないのだ。

長髪でない髪型もそうだし、きっと小説「オン・ザ・ロード」を読みまくったクチだろう。

でも、どうせならディランをかけても良かった。

ボブ・ディランは1970年代のローリング・サンダー・レヴューのツアーの途中で

ケルアックの墓に立ち寄っている。しかも、アレン・ギンズバーグと共に。

ディランというひとは意外と真面目、というか義理堅い人なのかもしれない。

僕なら誰のお墓に行くだろう?

 

 

 

・・・・・・・・・・・僕が行くのはやっぱ、奈良のお墓だな。それでいいのだと思う。

 

 

 

 

ケルアックの「オン・ザ・ロード」という小説は、普通の紙ではなく、

ロール・ペーパーに書かれた。・・書く、というか、タイプライターで打たれたのだ。

何故ロールペーパーか?というと、紙を取り換えるときにリズムが乱れるのを

ケルアックが嫌ったから・・・・であるらしい。

だから生原稿はまるで「巻物」みたいだったらしい。この話は有名である。

で、今日のラジオDJが言っていたのだが、

その巻物のような生原稿を再現して「書籍」として発売されたことがあるらしい。

多分アメリカの出版社なのだろう。だってそれ、訳された日本語でそんな本作っても

無意味だもんね。

すごいなあ。そんなの、全然知らなかったよ。

いつか、どこかの古書店で、それの現物を見たいなあ。

買う?・・・・のはちょっと高価そうだし、原文の、英文で読破する自信はない。

それに、その巻物みたいなヤツ、すごく持ちにくくて読みにくそうだ。

だから僕としては、とりあえず現物をこの目で見られたらシアワセである。

無理かもしれないけど。

佐野元春はもしかして、出た時に買って、持ってるかもしれないね。

原文の本、といえば

ガルシア・マルケスの本はスペイン語で書かれてるそうだけど、

それも一度、見てみたいなあ。絶対読めないけどさ。

でも僕はとりあえず、村上春樹の初期長編作品を「原語」である日本語で読めることに感謝しよう。

・・・・・・・・・・・でもそうだ、そういえば「風の歌を聴け」は確か、

いちばん初めは英文タイプライターを使って、英語で書かれたんだった。

春樹さんはそれを自分で翻訳して、作品化したらしいのだ。

だから、少なくともその作品においては「原語」は英語ってことになる?・・・かな?

 

ややこしいことこの上ない。

 

 

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