プリテンダーズ「バックオンザチェインギャング」

2023-03-26 19:36:28 | Weblog

先週のピーターさんのインターFMのラジオ番組「バラカン・ビート」は、

聴取者からのリクエストでプリテンダーズの

往年の(1983年か1984年だと思う)のヒット曲

「バックオンザチェインギャング」がかかった。いい曲。

僕は当時から大好きで、確かこの頃、洋楽はまだ聴き始めだった。

クリッシー・ハインドは僕が、初めて好きになった

洋楽の女性シンガーソングライターだった。後にちゃんと、

ライヴも見に行った。大阪・フェスティバルホールに、佐治くんと二人で行った。

言って見れば僕は、プリテンダーズのファンである。

あとになって、1stの「キッド」も聴いたし、

セカンド・アルバムも大好きだ。その後のアルバムも、けっこう買っている。

デヴュー時のバンドメンバー二人がドラッグで死んでいたことも知った。

しかもその二人ともと、クリッシーは付き合っていたのだ。

二人とも、恋人だったのだ。

 

しかし、この「バックオンザチェインギャング」は、好きだったけど

歌詞の意味までは深く考えなかった。

当時、レコードの訳詞も読んでるはずだが、歌詞の意味は分からなかった。

「ウッ、ハッ」とかの掛け声が入っているのは、

サム・クックの「チェイン・ギャング」という、古いヒット曲からの

引用だ、というのは、ちょっと後で知った。

 

後になって古い黒人音楽が大好きになって、それで知ったのだが、

「チェイン・ギャング」は、黒人差別の象徴でもあったはずだ。

当時のアメリカでの話だが・・・白人は捕まらずに、黒人ばかり捕まる。

だから刑務所は黒人だらけなのだ。

当然、服役労務者としての「チェイン・ギャング」

(足が実際に鎖につながれていたらしい)も黒人ばかり。

サム・クックはそれを敢えて(?)陽気に歌って見せた。

でも問題提起は、あったと思う。

 

で、わざわざその「チェイン・ギャング」をタイトルにまで持ってきて

歌にしてるのだから、その辺のことを言ってるのかな?

少し思っていた。

でも違った。

先週の「バラカンビート」の中でピーターさんがさらっと

歌詞の意味について触れたのだが

「これは・・・”また捕まっちゃったわ”ってことでしょうかねぇ」

と言ったのだ。

 

そうか。これは、過去の、失った恋愛に心が縛られている状態を

「チェイン・ギャング」に喩えたのだ。

 

そうか・・・・そうだったのか。

 

高校生の頃にリアルタイムで大好きだった曲の、歌詞の意味が

50代後半になってわかる、というのもなかなか面白い体験だった。

 

このときのギタリスト、ロビー・マッキントッシュもすごくいい

ギター弾きで、

この編成で確か、あのライヴエイドにも出演しているのだプリテンダーズは。

で、そのときロビー・マッキントッシュは頭に、

例の「バンダナ帽子」をかぶっているのですよ。

(YOUTUBEで見られるよ。)

 

ふふふふ。

 

 

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ライヴ告知、そして「春と生死」。

2023-03-26 18:48:40 | Weblog

写真入りのフライヤー(ちらし)なんていうのを

作ってもらったのは久しぶりなので、

なんかとても嬉しくて、新鮮な気分。

 

2023年5月27日 土曜日

大阪.大正区の田中屋酒店でのライヴ「田中屋の乱」です。

 

今回の主催のバンドSHINY PINKのベースの人は

モダンチョキチョキズだそうで、おお、それって

昔のファンダンゴに出てたバンドだよね。1900年代に!

対バンはしたことないけど、親近感湧くなあ。

 

ということで、楽しみなライヴのチラシでした。

 

でもスケジュール的にはその前、4月8日 土曜日に

大阪・難波 「Mele」に出演します我々は。

花見気分で、バンドを見に来て下さい。

この日は出番が一番手なので、我々の出番後には

Meleでそのまま、他の出演バンドを見ながら飲みましょう。

爆音・地下・花(バンド)見、と洒落込もうではないか。

きっと楽しいよ。

 

そしてそしてスケジュール的に、そのあとに訪れるのは

かのゴールデン・ウィークだ。

その最終日近くの5月6日には我々は京都・「夜想」に出演が決まっている。

 

春は楽しい。

冗談抜きで、生物としての我々のDNAに

「春は楽しい」というのが刻み込まれているのではないか?と思う。

暖かかくなれば、生存確率が高まるからだ。

 

生存率・・・・。

 

大先輩ロックアーティストである、「ひろしNA」氏の訃報に触れ、

春ながらいろいろと考えてしまった。

「生きること」の意味は一体何なんであろう。

「死ぬこと」の」意味は?

 

我々の遺品となる楽器たちも、

嬉々として弾く持ち主がいなければただの廃品と化す。

っていうか

命を失って動けなければ此の身体も自然の作用として腐って果てるのである。

ひとつとして大事ではないパーツがない、この

超精密機械のような身体。

盲腸ですら近年は切って捨てないのだ。臓器の機能の意味もわからないのに。

 

春なのにお別れですね。大先輩、残念です。

姫路の、アナタが経営してたライヴハウスに、泊まり込みで

行って出演させてもらったこともありましたね。

 

我々は、続けられるまで続けます。評価も名声も要りませぬ。

 

我々が欲しいのは・・・・・・・・・・・・・・・・・

何だろう?????

 

いや、本当にわからなくなってきた、

何が欲しくてやってるんだろう???????

 

 

えーっと、深く混迷したまま、

今日は終わります。

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