私は時々、嘘をつく。

2023-03-08 21:08:09 | Weblog

前回の日記で「僕には自殺願望はない」と書いたがあれは嘘だ。

 

飲み過ぎた次の日の朝などはいつも延々とその方法について考えている。

考えるだけで満足である。実行するつもりはこの先も、ない。

何故なら、えーっと、面倒臭いからだ。それ以上でもそれ以下でもない。

「生」もよりも「死」の方が面倒臭いと思うのだ。

これは直観による推測でしかないが、多分当たっている。

だから私は、死ぬまで死なない。

 

それで、私はもう一つ、前回の日記で

さらっと、「自分はプロではない」ということを言った。

私にとって音楽は純粋な「お楽しみ」である、と。

だが後になって少し考えた。私は決して、アマチュアではない。

無料で音楽を提供することもあるが、そうでない場合の方が遥かに多い。

そうでない場合・・・というのはつまり、我々の音楽は有料なのだ。

そういう意味でプロである。プロでしかない。

お金を払って見に来てくれる人々だって、ちゃんといてくれる。

音楽の「稼ぎ」で生活してるわけではない、と言うだけの話だ。

 

そうなると、あの発言も嘘だったことになる。

だから、自己認識・・・というか「設定」を変更する。

 

私は、プロフェッショナルのミュージシャンである。

少なくとも片足は突っ込んでいる。

どこに突っ込んでいるのか?と言われればそれは、

生き馬の目を抜くほど厳しい、プロの修羅場的世界に、である。

 

ただ私は、音楽に対していつまでも新鮮な気持ちを持ち続けたいのだ。

まるで初恋のように、

まるで初デートのように。

まるで初キッスのように。

そのために、普段から音楽の、厳しい鍛錬などは意識的に・・・

しないようにしている。

リスナーとしても音楽を、聴き過ぎてしまわないように心掛けている。

BGMなどもってのほか。普段は極端なほど無音の環境下に居る。

ライヴも、演り過ぎてはいけない。

年に100本も演れば、ほぼ三日に一度ライヴである。

そらはちょっと、我々には多い。やるひとはやればいいのだけれど。

 

中学、高校の頃はライヴがやれるのは学園祭、と相場が決まっていて、

それは年に一回だった。それが普通だった。

 

その頃のワクワク感を私は、まだはっきり覚えているし

今でもライヴのたびに、そのワクワク感は戻って来る。

 

それだから「私はプロではない」なんて言いたくなるのだ。

 

 

まあ、私が何を言ったところで、

そんなの誰も、気にしやしないのだけれども。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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