みんながみんな、それぞれの
特に目的もなく生きている。
生きること自体が重荷になってしまうような
羽目に陥ってしまう人もいる。
エントロピーにつけ入る隙を見せてはいけない。
エントロピーってちょと埃に似ていて、
気を抜くとあらゆるところに積もっていって、
そのもの自体を荒廃させるのだ。
腐敗、混沌、無秩序。
エントロピーはそういう荒れ果てたものが好物で、
怠惰の臭いに敏感で、
奴の手は触れたあらゆるものを劣化させてしまう。
ほんの小さな致死の種。
ものごとの悪い面。
別の言い方をすれば、時間そのもの。
エントロピーがあらゆる所に
確実に存在することを我々は
肝に銘じておかなければならない。
でも思うんだけど
生きることに「目的」なんてなくったっていいのだ。
痛烈にそう思う。
世界中すべての「生」に、祝福あれ。
明日は知り合いの葬儀に出席する。