どんなことが起きたって、何も不思議じゃない。
そんなこと言い出したら俺は、
世界中で起きているすべての事象の
そのあまりにも・・の偶然に
圧倒されて目を回しちまうよ。
ところで俺は思うんだけど、
この世界はほぼ間違いなく
誰かが何らかの意図を持って
創り出したのに違いないぜ 。
我々は高度な体内機構を持った
「生体」で、
「生きる」ということと、「死ぬ」ということを
あらかじめプログラムされている。
気が遠くなるほど高密度の
”必然性のカタマリ”、それこそが我々なのだ。
何一つ、意味のないものなどない。
小さな小石ひとつ、雨の一滴一滴。
数億年にわたって1ミリの狂いもなく、
月は満ち欠けを繰り返して来た。
我々には理解の及ばない”力”。
重力とか、万有引力とか名前をつけたところで
どうしてそんなものが存在するのかは
誰にもわかりはしない。
何のために生きるのか、
本当のところは誰一人、知ってさえいないのだ。
考え出すとまた、途方に暮れたような気になっちまう。
だって我々は
すべての永遠の一部でさえあるんだぜ。
・・・・・冗談なんかじゃなく。