どこまでも散文的な人生

2009-07-04 13:20:19 | Weblog


「全体としてひとつの優美な存在」としての君は

疲弊した街に住み、

恐ろしく細分化されたジャンルと

悲しくなる程 類型化されたストーリーに絶望し

ピンで留められた微笑を貼りつけて

遠く事象の彼方から

モールス信号でも送るような感じで

僕に短く

手を振ったのだった。


”発狂したダイヤグラム”は

何も信じないのが信条で

100%純粋に生きようとしてみたが

そんなの続くわけがなかった、

一秒も。



君には恐ろしく引力があって、

ありとあらゆるものがそれに引きつけられていた。


いつ、どこで登場しようが背景に花をしょってる君。

そういうのもひとつの、「運命」なのかも知れなかったのだ。









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