なしくずし的に7月になった。
ということは京都移住を決めてからちょうど一年経つのだ。
去年の今頃はまだ天王寺に住んでいた。
今読んでいるアーネスト・ヘミングウェイの「移動祝祭日」は
ヘミングウェイがまだ若かった頃、1920年代のパリの話である。
エコール・ド・パリ、ピカソ、セザンヌ、マネ、モネ。
画家だった俺の大叔父が強烈に憧れた世界だ。
大叔父が実際にパリに行ったのは1960年のことだった。
その頃にはヘミングウェイはもう、キューバに移住してたかな?
ヘミングウェイがいなかったとしても
1960年のパリなんて恐ろしく素敵だっただろうな、と思う。
その時片山公一、50歳。俺はまだ、産まれてさえいない。
ヘミングウェイの言う「移動祝祭日」というのは、パリのことだ。
俺にとっての「移動祝祭日」は、1980年代後半から
1990年代の大阪だったかも知れない。
毎日がカーニバルみたいだった。
カーニバルって気障かな・・・
えっと、毎日が文化祭みたいだった(笑)。
でも今だって「3日に1回は文化祭」みたいなもんかな?
そんなに激変したわけでもないのかな。
街は今でもさんざめいているし、
俺はまた、「新しいバンド名」を考えようとしてるのだ。