まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

リニューアルした米子駅舎を見に行こう

2023年09月15日 | 旅行記F・中国

9月14日のプロ野球はタイガースの「アレ」で全国的に賑わったことである。私はタイガースやそのファン、そしてタイガース偏重の関西マスゴミが嫌いなのだが、今季のセ・リーグでの強さは際立っていた。カープもオールスター戦前後は一時首位に立つなどし、何とか食らいつきたいところだったが8月以降のタイガースはほとんど負けなしで一気に抜き出た。前週の甲子園での直接対戦、カープは3連勝が絶対条件だったが逆にタイガースが3連勝と圧勝。これには脱帽するしかない。

それにしても、異動で関西を離れていてよかった。もし大阪勤務のままだったらマスゴミのバカ騒ぎにうんざりしてい、苦痛を感じたことだろう・・・(バファローズが連覇してもそんなことはなかったと聞く)。

14日は体調が思わしくなかったので早めに帰宅し、仙台でのイーグルス対バファローズ戦をCS中継で観戦。0対0のまま静かに試合が進んだが、延長11回に森が決勝の2ランを放つ。これでマジックを7とした。この後は大阪でのイーグルス、マリーンズ相手の5連戦で、最短だと19日のマリーンズ戦での優勝が決まる。さすがに、現地観戦を予定していたイーグルス戦での優勝とはならなかったが、CS中継でその瞬間を楽しみとしよう。

まだ、バファローズとカープの日本シリーズを広島で観戦するという、私の長年の夢は残されている・・・。

さて、この記事の本題は8月下旬にさかのぼる。8月27日、大阪でのバファローズ対マリーンズ戦の観戦にあたり、その前段でのお出かけである。当初は、神仏霊場巡拝の道めぐりとして次の札所がある京都に行くことも考えたが、今回は回り道をしてから大阪に向かうことにした。ということで、山陰を回ろうか・・。

山陰線といえば、今年7月29日に米子駅がリニューアルされ、駅の南北をつなぐ自由通路「がいなロード」が完成した。これまで工事中の姿を目にしたことはあったが、完成したなら一度見てみよう。そして観光列車「天地」に乗り鳥取まで進み、一泊。翌27日は朝から出発して大阪に向かい、ドームでの野球観戦というプランを立てた。

その米子行き、まだ「青春18きっぷ」の時季で、私の手元には1回分のチケットがある。広島を早朝に出発し、山陽線~伯備線を乗り継いで米子まで行く手もあるが、ここは違うルートで行くことにする。そこで思いついたのが、広島~米子の高速バス。広島と山陰を結ぶ公共交通機関は高速バスが主力で、これまでの旅や札所めぐりで利用したことがあるが、米子便は初めてである。

8月26日、広島駅新幹線口に現れる。広島駅9時50分発の「メリーバード号」。鳥取行き、米子行きともにこの愛称がつくが、ウィキペディアによると、「芸備線・木次線の急行ちどり号に取って代わる形で運行開始」とある。急行の「ちどり」は松江城の別名である千鳥城から取られた名前だが、「メリーバード」という造語にも「ちどり」の思いが込められているようにも感じられる。

広島駅から広島バスセンターを経由し、両方合わせて2列シートの片側が埋まるか埋まらないかの乗車率。4列シートだが、隣の席に相客がいなければ広く使うことができる。

広島高速4号線を抜け、大塚駅バス停で1名乗せると、後は米子駅までノンストップである。途中の中国道、松江道の停留所の乗降は松江行き、出雲市行きに任せているようだ。

順調に走り、途中の休憩ポイントである江の川パーキングエリアに到着。

三次東から松江道に入る。今や芸備線・木次線に替わる陰陽連絡の主要ルートである。片側1車線の高速道路というのは自分で運転すると後ろから間違いなく煽られるのでプレッシャーでしかないのだが、バスの乗客として利用するぶんには気楽なもので、安心して身を任せる。

島根県に入り、木次、宍道といった木次線とも並走し、山陰道に入る。少し離れて宍道湖の湖面も見ることができる。この後に乗る観光列車「天地」、出雲市始発でこの宍道湖沿いにも走る(ところによっては徐行運転)のが売りの一つで、また乗ってみたいところだ。

米子西インターから市街地に出る。山陰線の線路をまたぎ、米子駅に到着。広島市街から3時間半ほどの道のりだが、今回は定刻より少し早く到着した。

さて、しばらくこの駅舎を見ることにしようか・・・。

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