まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

夏のペイペイドームへ~中1日での青春18旅行

2022年08月20日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

8月のお盆期間中の過ごし方その2。その1である11日は中国四十九薬師めぐりを兼ねて新山口から「DLやまぐち号」に乗車。そして12日は出勤で13日は休み。変則的な飛び石連休である。

その13日、当初は別のところに出かけようと思っていた。ただその中で何となくNPBの日程を見てみると、12日~14日に福岡のペイペイドームでホークス対バファローズの3連戦が組まれていた。何や、福岡で試合合ったのか・・ただ、お盆時期のペイペイドームなんて前売りで早々にチケットも完売しているのだろうな。そう思いながらふとチケット販売サイトをのぞいてみると空席もちらほらあり、その中で三塁側のベンチサイドシートの1ブロックが「アウトレット価格」で販売されていた。ここはまだほとんどが空席で、最前列にも空きがあった。「アウトレット」という単語を目にすると何やら訳ありのように見えるが、せっかくなのでネット購入し、1日を使って観に行くことにしよう。

試合開始は14時ということで、広島から青春18きっぷを使っても間に合う。もっとも、そのまま行ったのでは試合開始ぎりぎりになるので、途中でワープを使うことにする。また、翌14日は出勤のため帰宅する必要があり、さすがに新幹線を使うことになる。

西広島の下関方面始発となる6時ちょうどの列車で出発。西に向かう列車だが、キャリーケースを持った客もちらほら見える。新幹線に乗るなら逆方向だし、かといって青春18きっぷを持っている感じでもない。ひょっとして、岩国錦帯橋空港から羽田まで飛ぶとか?

6時41分、岩国に到着。6時44分発の下関行きはホーム向かいに停車しており、同じ4両編成なのだが座席をめぐってちょっとした小競り合いになるのもこの駅である。遅れて来た客が窓側の席に座れず通路側に無理に座ろうとして、窓側の荷物を抱えたおっさんが罵倒するシーンもあった。荷物を抱えたおっさんが2席を独り占めしたかっただけなのだが・・。

そうかと思えば、胸に「Buffaloes」、背中には「YOSHIDA 7」をあしらったTシャツ姿の若者もいる。おいおい、このままペイペイドームまで行くつもりか・・?

前々日、岩徳線を岩国から徳山まで乗ったばかりというのに、今度は海沿いの山陽線である。ちょうど朝日が海面を照らしていてまぶしい。

途中、柳井、徳山、新山口で停車。新山口で山口線、宇部線方面に乗り換えた客もいたが、結構多くが下関まで乗り通す。10時01分、下関に到着。

次の小倉行きは10時09分発だが、この日の私の行程ではもう1本後の列車で行っても同じなので、下関でいったん改札を出る。

8月13日は「関門海峡花火大会」の当日ということで、先ほどの列車内でも「お帰りの切符はお早めにお買い求めください」とのアナウンスがあった。関門海峡を挟んで下関側、門司側でそれぞれ打ち上げられるそうで、コロナ禍で2020年、2021年が中止になったため3年ぶりの開催という。さすがに花火が打ちあがる時間帯は帰宅途中だが・・。

10時34分発の小倉行きで関門トンネルをくぐる。駅ホームの「かしわうどん」で早めの昼食とする。お盆時期、帰省客、旅行客らしい人も次々にスタンドにやって来る。

小倉からは、11時05分発の「ソニック18号」に乗る。「ソニック18号」は途中黒崎、折尾のみ停車の速達型。乗車券、特急券が課金となるが、手ごろな時間にペイペイドームに着くためには致し方ないかな。

2回目の広島勤務となり、また九州の札所めぐりもするようになって九州地区の時刻表を見る機会も増えたが、前回の広島勤務時と比べて鹿児島線の快速というのが大幅に減っているように感じる。また、区間快速というのもあるが途中の数駅を通過するだけで普通列車と変わらない。場合によっては特急利用が現実的だろう。

11時48分、博多に到着。早速ドームに向かうとして、駅前のバスターミナルからの臨時直通バスに乗ることにする。結構長蛇の列となっている。地下鉄の唐人町まで行って歩いたほうがよいのか、バスに乗ったほうがいいのかいつも迷うところだ。

満員のバスに揺られてドーム着。時間は13時前ということでちょうどよい頃合いである。早速ビールを買って席に行ってみよう。

ベンチサイドシートに腰掛ける。私が購入した席があるブロックはフィールドシートであるコカ・コーラシートの上。それはよいとして、私が座った席がちょうどコカ・コーラシートへの通路になっていて、そこに出入りする客、またビールの売り子が入れ替わり立ち替わり、私の前に立つ。売り子はコカ・コーラシートの中に入れず、中の客が出入口まで買いに来るので私の目の前がちょうどやり取りの場となる。

最前列ならネットに張り付いて見られるのかなと思ったが・・だから「アウトレット」だったとか??

それでも、グラウンドが間近なのは確かである。

ちょうどバファローズの選手たちもウォームアップ中。前日12日は吉田正の2本塁打などで快勝のバファローズ、果たして連勝なるか。また、私も昨年、今年と福岡での観戦連敗が止められるか。

バファローズ先発は山﨑福、ホークス先発は武田である。

始球式には、元水泳選手の松田丈志さんが登場。2023年に福岡で開催される世界水泳のPRだという。背番号「714」は、開幕日の7月14日からとか。さすがはアスリートで、ノーバウンド投球を見せてのガッツポーズ。

この13日の試合は最後に劇的なことになったのだが・・その観戦記は次の記事にて・・・。

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