まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

伊予西条で乾杯

2021年03月27日 | 旅行記G・四国

広島から今治に渡り、青春18で予讃線に乗って伊予西条に到着。今回はこれまでの2回使用で元が取れた形なので、3回目以降は気楽に、かつ他の交通手段も活用することにしている。

さて、伊予西条で鉄道関係の見学を終えた後、見覚えのあるロゴが入ったマイクロバスでやって来たのが、アサヒビールの四国工場。ちなみに向かいにあるのは私の勤務先企業の拠点の一つ。この辺りのメーカー関係が商売相手なのだろう。

伊予西条には四国八十八ヶ所めぐりの時にベースキャンプにしたことがあるが、その時3泊したがアサヒビールには来なかった。まあ、泊まっていたのが駅前のホテルで、工場は駅から3キロほど離れたところにあるから移動が面倒だったのもあるし、その時は郷土料理を食べるのがいいかなと思ったこともある。3日間で店を変えて、今治焼き鳥や骨付鶏、鯛の刺身などを楽しんだ。

今回伊予西条に来るから昼食をビール園にするのか、ビール園目当てで伊予西条に来たのか、まあその両方だが、四国で昼飲みもいいだろう。本来なら工場見学とセットがいいのだが、コロナ対策ということで2020年の2月から見学は中止されている。ただ、併設のビール園は営業中ということで、セットメニューを予約していた。

建物に入るとガランとしている。一応、アサヒのPRコーナーはあるが人の気配がなく、大丈夫かと思う。それでも2階のレストランに向かうと奥のほうから歓声(まあ、昨今の会食云々を気にする人にとってはさぞかし不快、自粛警察発動したくなるような声)が聞こえてきて、逆にほっとする。

歓声はあったものの店全体としてはガラガラである。私が通されたテーブルも完全に他のグループと隔離された隅の席。

ビール園といえばジンギスカンということで、ドリンク飲み放題、具材はラム肉にプラスして豚肉、ソーセージの食べ放題がついた「ひうちプラン」。四国で羊肉とは結び付かないが、「ひうち」とは燧灘から取っている。

まずはスーパードライで一人乾杯。専用の鍋でジンギスカンをやるのも久しぶりだが、飲み放題メニューの裏面で焼き方の指南がある。牛脂で鍋を温めた後、まずもやしを薄く広く敷き、その上に肉を乗せる。そしてもやし、キャベツで蓋をして蒸し焼きにし、肉に火が通ったら下からすくうようにして食べる。最初は強火、後は弱火で鍋を焦げ付かせないのがプロ・・とあるが、そう上手く行くものではない。最初は手広く野菜、肉を乗せすぎてえらいことになったが、一人で食べるのだし、それぞれ少量ずつやればほどよい焼き具合となった。

飲み放題の中に、スペシャリティビールというのがある。「TOKYO隅田川ブルーイング」の醸造家が客との対話を重ねてレシピを開発し、アサヒビールがそれを実現したというもの。この日出たのはペールエールで、2種類のホップで香りと苦味を醸し出したという。まあ、こちらのほうが本来のビールの味というものだろう。ペールエールから見ると、スーパードライは水みたいに感じるかもしれない。

この後はチューハイも挟み、結局120分の持ち時間で肉、野菜とも2皿ずついただいた。この後鈍行を乗り継いで22時前に帰宅したのだが、途中、そして帰宅後も夕食を口にすることがなくても済んだので、実に腹持ちがよかったことになる。帰りもシャトルバスで駅に戻る。ちょうど出来上がった感じの女性2人が車内でベラベラとしゃべり続けていたのには閉口したが・・。

次に乗るのは15時30分発の多度津行きである。アサヒビール園に入ったのが13時前で、それから2時間飲み食いしたのでもうこんな時間である。この後は広島に向けて大回りで戻ることに・・・。

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