まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

『最長片道切符の旅』をたどる机上旅行~第0日(広尾まで)

2018年06月12日 | 机上旅行
札所めぐりと野球観戦以外のネタで書く形になる机上旅行シリーズ。もしも宮脇俊三の『最長片道切符の旅』を40年後にたどってみれば・・・というテーマで、紙の時刻表とネット検索で日本全国を縦断する。これから暇人のような退屈な文を書くことになるが、お付き合いのほどを・・。

北海道の広尾から鹿児島の枕崎まで。『最長片道』(以下、長いのでこのように略す)では13319.4キロかけたとある。その出発地となる広尾にはどうやって行くか。

宮脇俊三は苫小牧から日高本線を回り、襟裳岬から広尾に着くことを考えていたが、実際には札幌から夜行列車に乗り、帯広から広尾線に乗った。いきなり切符のルートを逆送する形になったが、沿線の朝日の景色を見て新鮮な気持ちで広尾駅に降り立っている。

さて、大阪にいる私が広尾に向かうにはどうするか。札幌(新千歳)まで飛行機で飛んで、苫小牧から日高本線に乗るのがベストだが、同線も2015年1月に低気圧による高潮での線路被害で一部区間が運休となっている。JRは工事が困難として復旧を断念するだけでなく、日高本線じたいの単独での路線維持が難しいとして、地元と対応を検討しているところだ。現状では、日高本線~襟裳岬~広尾へのルートをたどるのは難しそうだ。

大阪から帯広への直行便はないので、新千歳まで飛んで、帯広まで特急に乗ることにする。『最長片道』の当時にはなかった石勝線を行くのもいいだろう。帯広から広尾へはバス。途中、観光地にもなっている旧幸福駅に立ち寄ってもいい。昔一度訪ねたことがあり(もちろん、広尾線は廃止になった後だが)、当時の勤務先の名刺を貼った覚えがある。ただ、駅舎も老朽化で建て替えられたそうで、今は残ってないだろうな・・。

広尾に到着。ネットによればビジネスホテル、ビジネス旅館が何軒かあるようで、そちらに泊まって翌朝早くに出発とする・・・。

・・・とまあ、こういう感じで書いていくことになるのかな・・。最後には、宮脇俊三の『最長片道』のルートと、私の机上旅行ダイヤを並べてみる。『最長片道』の発着時刻は、著書と「取材ノート」でわかる範囲を記す。その筋の方なら、当時の時刻表をひもといてより詳しい時間を示されるのだろうが、私の場合はそこまでのものはないので、途中記載していないところも多い。いずれにしても、時刻表と地図がないとどこを連れ回されているか分かりにくいのだが・・・。

※『最長片道』のルート(第0日)
羽田15:05-(JAL)-千歳・・・札幌22:00-(夜行「からまつ」)-5:39帯広5:43-(広尾線)-広尾

※もし行くならのルート(第0日)
伊丹8:10-(JAL)-10:00新千歳10:45-(快速エアポート)-10:48南千歳10:57-(スーパーとかち3号)-13:10帯広14:30-(十勝バス)-15:21幸福16:21-(十勝バス)-17:52広尾
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