




こういう時って、犬でなく人だったら、あるいは私だったらどうするかな。いろいろ背景を設定する必要はあると思うが、麓なり上なり、とりあえずどちらか近い方に行くのかな。あるいは、普段お世話になっている、可愛がってくれる方に先に行くとか。ただ、世の中には本当に真面目で義理堅く、どちらとも決めてしまうことができず(もう一方に義理が立たない)、それがために自爆して池に飛び込んでしまう人もいるかもしれない。どれが「正解」ということで括れるものではないだろう。






ここからは車道の坂道を上る。先ほど栄福寺で見かけたクルマが上から下りてくる。札所間での移動の速さ、機動力という点ではやはりクルマに分がある。ただ、全部ではなく一部だけでも、公共交通機関の力を借りながらも歩くことについても、その面白さや、歩く中で見えるもの、感じられるものというのが、ここまで来ると少しずつわかるような気がしている。




















