「北斗星」も来春廃止で「ブルートレイン」終焉

新幹線が北陸へ、そして北海道へと延びようとする中で必然と言えば必然なのだろうが、「北斗星」が来春に廃止となる。

結局一度も乗ることがなかったし（上野駅で青い車体を見ただけ）、今から乗りに行こうとも思わないが、これで「寝台特急」「ブルートレイン」は事実上この国から消えることになる。

「北斗星」は青函トンネル開業に合わせて本州と北海道を結ぶ看板列車として誕生した。ロイヤルという豪華客車やフランス料理のフルコースが、バブル期とも合わさって人気を呼んだ。

デビューして間もなく、フジテレビ系の深夜番組で、７０～８０年代の洋楽ヒットナンバーをＢＧＭとして、全区間の前方展望を早回しで流す・・・という番組があった。当時中学生で、流れていた洋楽ナンバーはほとんど初めて耳にしたというものだったが、それだけに印象は強かった。録画したビデオテープは廃棄してしまったが、その番組で流れていたナンバーを集めてＣＤに焼いたり、今でもプレーヤーに入れて移動時には耳にすることがある。私にとって「北斗星」は、洋楽の名曲たちとの出会いの場だったとも言える（←何をエラそうに）。

それにしても、時代の一つの移り変わりを感じることであるな・・・。