まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

大地真央党?

2011年12月28日 | ブログ

この28日で官庁も御用納め。そろそろ世間は年越し、正月モードで、この日の夜は市内のほうに出る所用もあったのだが、「今年もお疲れ様でした!」という感じでリラックスして酒場に向かうスーツ姿の人たちが目立ったものである。

さて、そんな年末のどさくさにまぎれてというべきか、民主党の国会議員がこの日に離党を表明し、鈴木宗男氏率いる新党大地と連携した新たな政党をつくったという。

その名も「大地・真民主党」。

えらい恐ろしい名前やな。最初に見た時に、女優の「大地真央」党かいなと目に映ったことである。

なぜこの時期に新党結成か。まあ、消費税増税の方向に舵をきった民主党執行部への不満というのは表向きの理由としてあるのだろうが、離党した議員の顔ぶれを見るにほとんどが比例代表での選出。おそらく比例名簿でも下位のほうだろう。そういう人が次の総選挙にこのまま出ても当選する確率は限りなくゼロに近く、それならば新党に所属して少しでも露出を増やそうというのが見え見え。これまでの「立ちあがれ日本」とか「みんなの党」のように少しでも実績のある、名の通った議員がいるわけでもなく、「大地・真民主党」の議員はほとんど初めて聞く人ばかりなのだが・・・・。

そして、この12月末の新党というのも、政党助成金目当ては明白なこと。確かあの助成金は1月1日現在の国会議員の頭数で分配される金額が決まっていたようで、カネのない新党(というか、カネの欲しい議員さんたち)にとってはそれがあるのとないのとでは死活問題。それなら1月1日に間に合うようにと、御用納めの日を選んだということ。

うーん、制度にのっとった手続きとは言えるのだろうが、別にそういうことをさせるために1月1日現在としたわけではなく・・・。その制度や決まりができた背景とか、その制度の主旨というのから比べれば果たして正々堂々としたものか。

一方では小沢一郎氏やそれに近い人たちを取り込むための先乗り部隊という見方もある。ただそれもどうかな・・・。大阪ダブル選挙の結果からわかるように、一般の国民市民というのはもう「ナントカ党」による党利党略の選挙戦というのは飽きていると思うのだが。

2012年、果たして政治は国民のために何ができるのか。まあ期待はできませんわ。かといってアラブのようにクーデターを起こすわけにもいかないしなあ・・・・。

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