たしかCWニコルだったと思うけど、カナダ人の国民的な食べ物はハンバーガーだと書いていたような気がする(記憶違いかもしれない)。日本人の僕からすると、ハンバーガーはアメリカ的な食べ物の代表のような気がして、たいへん意外な感じがしたものだ。
特に知り合いというのでもないけど、以前カナダ人と少しばかり話をしていて、ついついアメリカの風俗や話題をあげる度に(たとえば野球だとか、ロックバンドだとか)、厳しく訂正をされた。彼らにして見ると、当たり前だけどぜんぜん違う国なんだから心外ということらしい。日本人からアメリカ人?と言われるのが一番嫌なことだとも言っていた。「カナダ人はみんなアメリカが嫌いなのに」なんだそうだ。
もちろん個人的な意見だとは思うものの、隣国というのは何かと問題があるものなんだなあ、などと日本と隣国関係のことなんかも考えさせられたものだ。
しかしながらカナダ人はハンバーガーをこよなく愛しているらしいというのは、なんだか複雑な感じもする。嫌いな国の文化食が、自国の国民食でもあるというのは複雑な心境にならないのだろうか。まあ、旨いものは旨いというので良いんだろうね、きっと。
ちなみに僕は、ハンバーガーで昼食を済ませるのがなんとなく嫌である(サンドイッチなら可なのだが、話が複雑になるので割愛)。そんなに好きでは無いのもあるが、なんとなく貧しい生活をしている気分になるのかもしれない。かといって金持ち生活をしているわけでもないのにね。もちろん佐世保バーガーみたいにボリュームたっぷりなものもあるにせよ、日本で売ってるハンバーガーは、ちょっとしたスナックのようなものという偏見があるのだろう(その割に高い!)。酔うと旨いので、ラーメンのようなものだろうか。
ところでハンバーグというのはドイツのハンブルグ風のステーキということらしい(その起源はさらに中央アジアに端を発するそうだ)。それをバンズというパンで挟んだものがハンバーガーなんだそうです。ということでフィッシュバーガーだとか日本のライスバーガーは、たぶん言い間違いというか勘違い商品名なんでしょうね。