差異の無い話

　僕が犬を飼っている所為もあると思うが、犬か猫かという議論を吹っかけられることがある。
　結論からいうと僕は犬は確かに好きだが、それは尊敬しているからである。猫だって時には尊敬するが日常でないだけのことだ。
　猫は怖かったりめんどくさかったりする印象はあるが、別段忌み嫌っているわけではない。むしろ好きだが食指が伸びないだけのことだろう。
　それに犬を飼っている人と猫を飼っている人と明確な違いがあるような議論があるのだけど、その意味がさっぱり分からない。しかしながらそれは明確であるかのように感じている人が要るらしい。そういう世界観については不思議だなあと思うだけのことで、だからといってそれはそれでいいことだ。時々本音でその議論は違うというが、たんに無駄なので徒労である。先入観なしに犬のことや猫のことを話せる日が来るといいな、とは思っている。

風の強さに点数を稼ぐ

　先週は天気のせいか散歩には不向きな日が続いて、最終日に滑り込みで歩きこんで点数を稼いだ。しかしながら結局週間の目標の歩数には届かずちょっとばかり残念だった。
　台風の影響で少なからぬ被害者が出ているようで、九州の人間としては重ねて驚きがある。思い込みかもしれないが、沖縄や九州の台風は激しく、被害にあうのはそのような状況にあって外に出歩く人間のような印象がある。台風であるのは分かっていて、それも多少コースが外れていて、日中はそれなりの雨があったが小雨になったし、風があるので傘を差すのも面倒である。飲み歩いて遅くなったが、酔い覚ましにも適当そうに思える。そうして夜中に遠回りして散歩ついでに家に帰る。ふざけていたわけではないのだけれど、そういう自分はなんとも無い朝を迎えている。不思議なような、申し訳ないような、そんなような天気なのであった。