カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

エンド・オブ・ザ・ワールドの件

2008-10-13 | 時事

 富山に出張していた。特段観光したわけではないけど、静かでいいところだった。収穫という意味ではたいしたものはなく、ある意味で失望感が広まったが、それはそれで仕方が無い。親方日の丸はとっくに倒産したのであった。知ってたくせに、信じられなかっただけなのだった。あーあ、頑張れ俺。
 まあ、そういうわけで、なんだか遠い目をして考えてみると、確かに大変なことになってしまった。日本が大変かというと、かなりラッキーな状態であるけれど、世界がどうなるなんて事を考えると、もう既に気づいている人は三浦和義の後追いも考えている可能性があるぐらい深刻であろう。はっきりいって何もかも吹っ飛んだようではある。
 今後は都市に住んでいるだけで危険だということもあるかもしれない。疎開するために人々が移動する冬の光景が見えないではない。秋の収穫が着実に進むことを祈るより無いだろう。人々に本当に助け合いの精神が残っているのであれば、どん底でも這いあがれるだろう。そういうことを信じて生きていくより無くなってしまった。
 しかしねえ、日本ではケインズが生き返っているみたいだし、ニューデール政策だってよ、頭がくらくらしちゃうよ。あれは戦争があったから成功したように見えただけだって。それに今回は、国がどうこうするから救済できるレベルじゃないんだってばさ。その力さえそぎ取られた最悪のタイミングでもあるわけだし。
 政界がどうなるか分からないなんていってるけど、事実上麻生さんも吹っ飛んだし、アメリカの方角を見ないことの出来る人が出てこなければ、引きずられて共に沈没することが見えて来たに過ぎない状況なんだと思う。誰かは知らないけど、小沢さんでもなさそうだよ(一時は居るだろうけど)。そういう意味では、娯楽として楽しい政治の季節ではあるね。もう、何でも起こり得るんだから、絵をかける人じゃないと駄目だけど。
 どんどん大きいところが潰れるだろうから、小さいところはチャンスでもあるし、そういうダイナミックな再編があるところは逆に伸びしろが見えてくるかもしれない。その前に一緒に吹き飛ばされていないことが大切ではあるにせよ、ほとんど焼け野原なんだから、条件は似たようなモンだろう。
 過去の検証とやらで、戦犯がバンバン摘発されることにもなるんだろうか。ちょっと気の毒な気もしないではないが、世論というのは恐ろしいからね。ブッシュが死刑になるという人もいるわけで、おさまらない人が大声で騒ぐとそういうことにもなっていくのかもしれない。
 まあ、そういうことがまともであるのかはよく分からないが、今までが異常であったことは、今が証明している答えだろう。今のような状況はリスクヘッジの観点から、百億年に一度であったはずなんだから、計算が間違っていたで済む話ではあるまい。そして、ほとんど誰もどうしていいのかという答えを知らないということも、また明らかだということだ。残念だが、本当の答えとは違う回答をした人が多数を握る可能性のほうが遥かに高くなってもいて、現在は誰も救えないということなのである。結論おしまい。
 僕が生きている間にこのような体験をすることになるなんて思ってもみなかったなあ。まったく人生って何があるか分からないものであります。みなさんも御達者で。
コメント
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