◆◇◆『受験生が絶対使ってはいけない100の言葉』柏村真至〔かしむら・まさし〕、武田康〔たけだ・やすし〕、村田明彦〔むらた・あきひこ〕著(中経出版)より◆◇◆
あなたが発した言葉を一番聞いているのは、ほかの誰でもない、あなた自身です!
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
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⑦現代文はフィーリングでしょ
大学入試センター試験の国語について。
過去問なら、8割(160点/200点満点)以上取れる受験生が・・・。
本番では、5割を切ってしまうことがある。
そのような受験生の共通点は、国語の読解を「フィーリング」で解いている。
感覚で、「これが正解だろう」と選んでいる。
そこには、何の根拠も考えられていない。
過去問を練習しているときは、フィーリングで正解することもある。
でも、本番では緊張してしまい、フィーリングが狂う。
センター試験の国語で失敗しないためには・・・。
論理的思考力を磨くことだ。
「なぜ、この解答を選んだのか?」という問いに対して・・・。
「なぜならば、○○だからです」と答えられるとよい。
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国語の長文読解問題ができるようになる勉強のやり方があります。
それは、「なぜならば、○○だからです」と言えるようにすることです。
どの問題にも使えますが、特に記号選択問題で使えます。
自分で国語の長文読解問題を勉強する場合です。
記号選択問題を間違えたら、どのように直しているでしょうか?
答えに解説があり、それを読んで直しているなら、まだいいほうです。
勉強のできない子どもほど、「『3』で間違えた~。答えは『2』か」・・・と。
記号だけを直して終わっています。
何もやらないよりはいいのですが・・・。
ほとんど頭を使っていないことがわかります★
ここで「なぜならば、○○だからです」を、本文から探してください。
記号選択問題なら、本文のどこかに根拠が書いてあります。
その根拠の部分に、ラインを引いてみてください。
そうすれば、納得できるはずです。
「ああ~、ここに書いてあった。だから『2』が正解なのか」
ここまでやって、少しずつ長文読解問題ができてくるはずです。
記号選択問題には、必ず根拠があります。
“最初に”解答するときから・・・。
本文の根拠にラインを引いておくといいでしょう。
記号選択問題を間違えるパターンは、2つあります。
1つ目は「思い込み型」です。
間違えると、「だって、そう思ったから」と言う感じです。
自分の主観や思い込みは、捨てたほうがいいです。
あくまで本文に書いていることを素直に選びましょう。
2つ目は「飛び付き型」です。
選択肢に本文で使われている言葉があると、すぐに飛び付いてしまいます。
でもそれは、本文の内容とは逆のことが書かれている場合があります。
本文も選択肢も、よく読むことが必要です。
「短気を起こしてプロセスを省略すると、ろくなことにならない。重要なのはスピードそのものではない。慌てず、忍耐強く、適切なタイミングで、プロセスに必要な段階を全て踏むことが大切なのである」
(カルロ・スゴーン Carlos Ghosn フランスの自動車会社ルノーのPDG〔取締役会長兼CEO〕、日産自動車の社長兼最高経営責任者〔CEO〕)
・・・次回ラスト。
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