ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

『受験生が絶対使ってはいけない100の言葉』レポ(8)

2017-02-07 | 勉強に役立つ書籍

◆◇◆『受験生が絶対使ってはいけない100の言葉』柏村真至〔かしむら・まさし〕、武田康〔たけだ・やすし〕、村田明彦〔むらた・あきひこ〕著(中経出版)より◆◇◆

あなたが発した言葉を一番聞いているのは、ほかの誰でもない、あなた自身です!

はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。

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この解き方じゃダメですか?

教材にある模範解答よりも、自分の解き方にこだわる人がいる。
こだわっていると、いずれ壁にぶつかることになる。

柔道、空手、茶道などを習得するときは・・・。
「守・破・離」という3つのステップがある。

「守」は、すでにある型を徹底的に身につける。
「破」は、身につけた「型」を破って工夫する。
「離」は、さらに自由自在に対応していく。

勉強の最初は、まず「型」を徹底的に学ぶこと。
「型」を何度も反復練習すると・・・。
解法のバリエーションが増え、応用力もつく。

入試本番でも、迷わずスピーディーに解くことができる。
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中学生の数学を考えると、色々なやり方があっていいと思います。
むしろ、色々なやり方を知っているほうがよいかなと思うくらいです。
考え方の幅が広いということですからね。

だから原則、このやり方で解かないとダメということはありません。
でもそれは、「正解するなら」という前提があります。
間違えるやり方に対して、色々なやり方があっていいとは言えません。

数学について。
「守・破・離」のうち「守」ができていない子どもは・・・。
3つのパターンがあります。

1つ目は、計算のやり方がルール通りでないパターンです。

たとえば、途中の式はカッコをつけなければいけないのに、つけないとか。
そうすると、プラス・マイナスが狂ってしまいます。

また、小学生の頃のやり方に固執している場合。
中学生なら、このやり方がいいのにというのが飲み込めないようです。

2つ目は、途中の式を書かないパターンです。

まず、単なる計算問題の場合です。
四則混合の計算は、途中の式を丁寧に書かないと・・・。
プラス・マイナスを間違えることが多いです。

また、分数の計算は、約分の式を丁寧に書くことですね。

3つ目は、文章問題の答え方がよくないパターンです。

文章問題にて、力技で筆算だけゴニョゴニョ書いても・・・。
偶然正解することはあります。
でも、考え方ややり方は身についていません。

やり方がわからないので、時間もかかります。
だから、次回に同じような問題が出ても・・・。
また一から力技で筆算をゴニョゴニョ・・・となります。

今度は、正解するとは限りませんね。
再現性がなく、効率的ではありません。
まず、正確な式の立て方、文章問題の「式の型」を覚えることですね。

3つのパターンで共通に必要なことは・・・。
学力ではなく「素直さ」のようなものです。

原則、高校生くらいまでの勉強では・・・。
素直さ、「守」の部分が大切だと思いますよ☆

「いきなり白紙に自分らしさを描くことはできない。塗り絵みたいにまねてなぞって学ぶしかないわけです。でも、どこかで絶対はみ出してしまう部分がある。それが自分の色、すなわち自分のオリジナリティーになる。特に他人の生き方や思考をなぞることで、『自分はこういうことを大事にする人間なんだ』ということが浮かび上がってきます」
 (川村元気〔かわむら・げんき〕 映画プロデューサー、『電車男』『寄生獣』など、作家)

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受験生が絶対使ってはいけない100の言葉
南極流宗家
中経出版

 

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