◆◇◆『受験生が絶対使ってはいけない100の言葉』柏村真至〔かしむら・まさし〕、武田康〔たけだ・やすし〕、村田明彦〔むらた・あきひこ〕著(中経出版)より◆◇◆
あなたが発した言葉を一番聞いているのは、ほかの誰でもない、あなた自身です!
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
---------------------------------------------------------------------
④運が悪い
「直前に見ていた問題だった」
「もともと知っている話が出た」
運良く合格する受験生がいる。
その受験生たちには、ある共通点がある。
それは、運ではなく、最大限に準備していたということだ。
準備とは、以下の2点。
勉強量を増やすこと。
勉強の質を高めること。
合格するには、まず、ある一定量の勉強をこなすことだ。
範囲、傾向、パターンが似ているので、知っている問題が出る。
もうひとつは、勉強の質を高めることだ。
知っているだけでなく、解答に丸がつくようにしておくこと。
「運が悪い」と嘆く受験生ほど、勉強不足のことが多い。
「運が良い」と言う受験生ほど、よく勉強しているものだ。
---------------------------------------------------------------------
教室で勉強しているとき・・・。
間違えるたびに「運が悪い」と言っていた子どもがいましたね。
詳しく話を聞くと、「勉強は、すべて運」とのことです。
面白いことを言いますよね。
子どもの話を聞いてみましょう。
---------------------------------------------------------------------
できた場合は運がよくて、自分ができる、知っている問題が出ただけ。
間違えた場合は運が悪くて、自分のできない、知らない問題が出ただけ。
---------------------------------------------------------------------
ある意味、正しい理論にも聞こえますよね。
でも、こんなことを言うのには訳があるのです。
それは、以下のようなことです。
「だから間違えた場合でも、それは自分のせいじゃない」
結局、できない言い訳として「運」を使っているのですね。
私はそれがわかったので、次のようなことを話しましたよ。
---------------------------------------------------------------------
できても運のせい、できなくても運のせいなら・・・。
普段勉強していることは意味がなくなるんじゃない?
単純に、勉強していて理解しているところはできるし。
勉強不足で理解していないところはできない。
それだけだと思うけど。
だから運じゃなくて、普段からの努力が必要なんじゃないかな?
---------------------------------------------------------------------
まあ、実際はもっと激しく言いましたけどね★
勉強についての運は、普段の努力で引き寄せたいものです。
勉強は、しっかりやれば自分なりに成果が出てくるものですよ☆
「私は大いに運を信じている。そして懸命に働けば働くほど運が増すことを知っている」
(トーマス・ジェファーソン Thomas Jefferson アメリカの第3代大統領)
・・・次回へ続く。
---------------------------------------------------------------------
受験生が絶対使ってはいけない100の言葉 | |
南極流宗家 | |
中経出版 |