ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

小5算数 冬期講習 2回計算する割合

2015-01-15 | 本日の授業

写真は、141229、小5冬期講習、算数の授業です。

問題「ジュースがあります。兄が全体の36%を飲み、妹が残りの50%を飲んだところ、残りが240mLになりました。最初、ジュースは何mLありましたか」

文章はシンプルに見えますが、奥が深いですよ★
もちろん、写真の線分図は問題には描いてありません。
自力で描くものです。

ある程度勉強した子どもなら、線分図さえ描ければ「勝ち」かなと。
そう思うくらい、わかりやすくなりますよ♪
問題文の読解力や、図での表現力が試されます。

その前に、「増える割合の式・減る割合の式」は大丈夫ですか?

● 増える式・・・□×(1+△)
● 減る式・・・□×(1-△)

・・・この2つは、使えるようにしておいてほしいです。

2回、割合の計算をするのがポイントです。
最初にあったジュースはわからないで、□にしておきます。
2つの解き方があるので、一緒に見ていきましょう。

◆ 解き方Ⅰ

最初のジュースを36%飲んで・・・。
そのあと残ったジュースを50%飲んでいます。
式は1本で、一気に2回の割合を計算してしまいます。

→ □×(1-0.36)×(1-0.5)=240
           □×0.64×0.5=240
              □×0.32=240
                    □=240÷0.32
                   □=750

答えは、「750mL」です。

◆ 解き方Ⅱ

まず、妹のほうの全体を求めます。
つまり、兄が飲んだあとのジュースですね。
それを、△とします。

→ △×(1-0.5)=240
       △×0.5=240
          △=240÷0.5
          △=480

ということは、兄が飲んだあとは480mLです。
最初にあったジュースを求めましょう。
それを、□とします。

→ □×(1―0.36)=480
       □×0.64=480
           □=480÷0.64
           □=750

答えは、「750mL」です。

↑2つの解き方を紹介しました。

どちらでもよいですが・・・。
このパターンだと「解き方Ⅰ」がラクかなと。

学校の教科書には、残念ながら・・・。
この「増える割合・減る割合」は、あまり出てきません★
日常的にも、よく使う計算なのですが。

スーパーに行っても、「20%OFF」など、よく目にしますよね。
私も、よく狙って買っていますが★
その意味がわかるためにも、ドンドン勉強したほうがいいですよ♪

アビット新白岡校で使っているテキストは・・・。
軽めの中学受験向けなのです。
だから、「増える割合・減る割合」がよく出てくるということもあります。

学校の勉強がある程度できる子どもなら、練習すればできます。
1回計算する割合なら、できて当たり前で・・・。
今回の、2回計算する割合をできるようにしておきたいです。

こんな感じで、できれば「学校+α」で勉強しておきましょう。
中学受験をしない子どもでも、少し深いところまで勉強しておいて・・・。
中学校で、数学を得意教科にしてほしいです☆

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コメント
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