写真は、150106、中3冬期講習、数学の授業です。
問題「底面の円の直径ABが4cm、母線の長さが4cmの円すいがある。点Aから円すいの側面にそって点Bまでひもをかける。ひもの長さが最も短くなるようにするとき、このひもの長さを求めよ。ただし、ひもの太さは考えないものとする」
さて、写真の図を見ると、2通りの考え方があると思います。
「ABから近いから、下のほうにひもをかけようかな。でも、下のほうが円周は長くなるし・・・」
「上のほうが円周は短いから、上のほうにひもをかけようかな。でも、上のほうが、ABから遠くなるし・・・」
この円すいのまま、立体のまま考えても、難しいですよね★
だから、この問題は展開図にして考えます。
平面にするわけです。
平面にしてしまえば、最短距離は「一直線」となりますから。
円すいの側面積を展開図にするには・・・。
おうぎ形の中心角を求める公式が便利です。
「x°/360°=半径/母線」
中1で勉強した知識が必要になります。
円すいの側面積(おうぎ形)の中心角は?
→ x/360=2/4
x/360=1/2
x=1/2 × 360
x=180
円すいの側面積(おうぎ形)の中心角は、180°となります。
スイカのような半円を描いてみてください。
これが、側面積の展開図になります。
この平面の展開図の、どこにひもがかかっているのか?
立体の円すいを見ると、半周にひもがかかっているのがわかります。
展開図を見ると、AからBというのは、1周の中間地点になります。
それでは、AとBを直線で結んでみましょう。
結ぶと、直角二等辺三角形ができますね。
辺ABは斜辺になり、これがひもの最短距離でもあります。
辺ABは、三平方の定理で求めましょう。
直角二等辺三角形なので、辺の長さの割合は「1:1:√2」です。
辺ABをxcmとすると・・・。
→ 1:√2=4:x
x=4√2
答えは、「4√2cm」です。
↑図を見ないと、わかりにくいですね★
円すいや角すいに、ひもを巻きつける問題は、私立高校で出題されます。
公立高校では、見ないですね。
少し難しい類の問題かと思います。
150122から、埼玉県私立高校入試が(多く)始まりましたね。
篠津中の様子を聞くと、中3生の8割くらいはいなかったと。
ほとんどの中3生が、埼玉県私立高校を受験しているとわかります。
単願入試なら、私立1校だけ、1回だけの受験で終わることもありますね。
公立高校は、受験しないということになります。
併願入試なら、私立を2校くらい受験していることが多いです。
私立で終わりでなく、公立高校が第一志望となりますね。
150302の埼玉県公立高校入試で、残念ながら不合格の場合・・・。
合格した私立高校の2校から、進学校を選べるのがよいところです。
150123に入試日程がある私立高校は、150122の次に多いです。
その次に多いのは、150124ですね。
1つの私立高校は、4回ほど入試日程を組んでいます。
私立高校入試が終わった中3生、お疲れさまでした。
● 北辰テストの偏差値【SS】基準をクリアしている
● 個別相談を行っている
この2つがあれば・・・。
かなり合格の可能性の高い入試になったと思います♪
150123現在、まだ私立高校入試が残っている中3生も多いと思います。
自分の精一杯が出せることを期待しています☆
どこかの私立高校の入試問題で・・・。
今回の授業「ひもの最短距離」の問題は、出題されたでしょうか?
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