写真は、141226、中3冬期講習、数学の授業です。
冬期講習の3日目です。
中3生の集団指導では、夏期講習で使ったテキストの続きです。
受験用のテキストで、全国の過去問が散りばめられていますよ。
問題「図は、正三角形ABCの頂点Aが、辺BC上の点Fに重なるように折ったものである。△DBF∽△FCEとなる。BF=6cm、FD=14cm、DB=16cmのとき、AEの長さを求めよ」
折り曲げ(折り返し)の問題は・・・。
毎年必ず、埼玉県公立高校の入試問題で出題されますね。
しかも、ラストの難しい問題で・・・★
折り曲げ問題に慣れてしまいたいところです。
テキストに出てきたら、喜んで(?)勉強しましょう。
まず、図にわかっている情報を書き込んでしまいましょう。
目で見て、わかりやすくなりますからね。
そして、この問題で忘れてはいけないのが・・・。
折り曲げる前と、折り曲げた後の辺の長さです。
当然、同じ長さになりますので、そこに注意ですよ。
AEを求めたいのでxcmとすると・・・。
折り曲げた後のFEもxcmとなります。
「FD=14cm」と問題文にあるので・・・。
折り曲げる前のADも14cmとなります。
「FD=14cm」「DB=16cm」と問題文にあるので・・・。
正三角形の1辺は、「14+16=30cm」となります。
あとは、△DBFと△FCEの、わかる辺を求めていきましょう。
「BF=6cm」は、問題文に書いてあるので・・・。
FCは、「30-6=24cm」となります。
これで、△DBFと△FCEの対応する辺から・・・。
比と比の値の式ができますよ。
「小さい△:大きい△=小さい△:大きい△」の式です。
→ DB:FC=DF:FE
16:24=14:x
2:3=14:x
2x=42
x=42 × 1/2
x=21
FEとAEは、折り曲げた後と折り曲げる前で同じ長さなので・・・。
答えは、「AE=21cm」です。
↑けっこうアッサリと出ますよ。
折り曲げる前と、折り曲げた後の辺の長さは同じ。
・・・これが鉄則ですね。
まあ、埼玉県公立高校の入試問題での折り曲げ問題は・・・。
これの10倍(?)難しいです★
そもそも、この内容のもとになっているのは、何か?
それは、小6で勉強する「拡大図と縮図」です。
そこで、もう比と比の値で長さを求めていますね。
そのあとは、中3で勉強する「相似な図形」です。
相似の証明以外は、けっこう小6と同じことをやっています。
ただし、小学校の勉強だけだと少なくて、つながりが見えにくいです★
比と比の値で、辺の長さを求めるような問題・・・。
それを、「小学校+α」として勉強しておきたいですね。
そのまま、中3の辺の長さを求める問題につながりますよ☆
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