写真は、141229、小5冬期講習、算数の授業です。
問題「ジュースがあります。兄が全体の36%を飲み、妹が残りの50%を飲んだところ、残りが240mLになりました。最初、ジュースは何mLありましたか」
文章はシンプルに見えますが、奥が深いですよ★
もちろん、写真の線分図は問題には描いてありません。
自力で描くものです。
ある程度勉強した子どもなら、線分図さえ描ければ「勝ち」かなと。
そう思うくらい、わかりやすくなりますよ♪
問題文の読解力や、図での表現力が試されます。
その前に、「増える割合の式・減る割合の式」は大丈夫ですか?
● 増える式・・・□×(1+△)
● 減る式・・・□×(1-△)
・・・この2つは、使えるようにしておいてほしいです。
2回、割合の計算をするのがポイントです。
最初にあったジュースはわからないで、□にしておきます。
2つの解き方があるので、一緒に見ていきましょう。
◆ 解き方Ⅰ
最初のジュースを36%飲んで・・・。
そのあと残ったジュースを50%飲んでいます。
式は1本で、一気に2回の割合を計算してしまいます。
→ □×(1-0.36)×(1-0.5)=240
□×0.64×0.5=240
□×0.32=240
□=240÷0.32
□=750
答えは、「750mL」です。
◆ 解き方Ⅱ
まず、妹のほうの全体を求めます。
つまり、兄が飲んだあとのジュースですね。
それを、△とします。
→ △×(1-0.5)=240
△×0.5=240
△=240÷0.5
△=480
ということは、兄が飲んだあとは480mLです。
最初にあったジュースを求めましょう。
それを、□とします。
→ □×(1―0.36)=480
□×0.64=480
□=480÷0.64
□=750
答えは、「750mL」です。
↑2つの解き方を紹介しました。
どちらでもよいですが・・・。
このパターンだと「解き方Ⅰ」がラクかなと。
学校の教科書には、残念ながら・・・。
この「増える割合・減る割合」は、あまり出てきません★
日常的にも、よく使う計算なのですが。
スーパーに行っても、「20%OFF」など、よく目にしますよね。
私も、よく狙って買っていますが★
その意味がわかるためにも、ドンドン勉強したほうがいいですよ♪
アビット新白岡校で使っているテキストは・・・。
軽めの中学受験向けなのです。
だから、「増える割合・減る割合」がよく出てくるということもあります。
学校の勉強がある程度できる子どもなら、練習すればできます。
1回計算する割合なら、できて当たり前で・・・。
今回の、2回計算する割合をできるようにしておきたいです。
こんな感じで、できれば「学校+α」で勉強しておきましょう。
中学受験をしない子どもでも、少し深いところまで勉強しておいて・・・。
中学校で、数学を得意教科にしてほしいです☆
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