学習塾成功事例セミナーで、ある成功指導法が紹介されていました。
それは、成績を上げるのが難しい国語の指導法です。
「これを覚えたから、国語の成績が上がった」
「この問題集を解いたから、国語の成績が上がった」
・・・なかなか急にそうはならない場合がありますよね★
その塾の国語読解の勉強のやり方は以下の通りです。
● 1週間に1コマ(2時間)
● 集団授業ではなく、個別にブ厚い読解問題集を解く
● ヒントや解説はなく、アルバイト講師が○×をつけるだけ
● できるまで、自力で解く(直しは4回くらいまで)
なかなか徹底して、読解問題を解かせている様子です。
さて、この指導法、実施後の成果は・・・。
● 文章への嫌悪感がなくなる
● 国語の塾内平均偏差値が52→61へ上がった
● 5教科でも、塾内平均偏差値が55→62へ上がった
● 他教科の文章問題もできるようになった
・・・よい成果が出ているようでした。
数字をみると、あるレベル以上の子どもが勉強しているようです。
国語に困っている子どもは・・・。
「わかんな~い」で終わりの場合がありますので★
その場合、ただ「解け!」だけでないアプローチが必要になりますよね。
他の内容の説明がなかったのですが、読解に限ってはよいと思います。
国語の文法などは、教えながらでよいと思いますが。
ただ「直してきて」では、理屈がわかりませんからね。
国語の読解は、授業を聞くだけでは伸びるのが難しい感じはあります。
やはり、答えを知らない状態で、自分で読んで自分で解くこと。
これが、最も国語読解ができるようになると思います。
あとは、間違えた問題は「なぜ間違えたか?」を明確にすること。
(3)で間違えて、答え合わせで(2)に直すだけでは意味がありません。
「ああ~、ここにこれが書いてあるから、(2)なんだ!」と納得すること。
そうやって、読解力、読み取り力を強くしていってくださいね。
アビット新白岡でも、読解問題は答えを渡さないで解いてもらっています。
基本的には、考え方は同じなのですね。
「ああ~、やっぱり有効なやり方だったんだなあ」と再確認できました。
でも、量はそんなに多くない・・・★
やっぱり、もう少し多くすれば、もっと成果があるのかも?
この国語の指導法成功事例からは、そんなことを思いました。
今でも、できる子どもには、多めに宿題を出したりしているのですが。
自分で動くと、よいキッカケに出合うことがあります。
できる限り教室にこもらないで、外に出て行くことですよね。
そんなわけで、新年度カリキュラムをもうひと工夫です☆