ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

尾崎豊から学ぶ(1)

2007-08-13 | 教室長の趣味

070810、NHKの「尾崎豊がいた夏 ~知られざる19歳の素顔~」を見ました。

尾崎豊は、今から15年前に亡くなった歌手です。
そんな昔に亡くなった歌手について、番組を作るわけですから・・・。
余程影響力のある歌手だったと思って間違いありません。

尾崎は“10代の教祖”“若者のカリスマ”と呼ばれていました。

1983年 18歳でデビュー
1984年 高校中退
1985年 19歳で大阪球場コンサート(観客数約3万人)
1986年 活動休止 渡米
1987年 覚醒剤取締法違反で逮捕
1992年 26歳で死去

学校や社会・・・。
つまりオトナへの不満や怒りをぶつけた歌詞が、ファンの心をとらえました。

「♪夜の校舎 窓ガラス 壊してまわった」(「卒業」より)
「♪盗んだバイクで走り出す」(「15の夜」より)
・・・歌詞によく表れていますね。

でも、10代最後のコンサートで、音楽活動を1度休止しています。

今までは、オトナに対して吼えていればよかった面もありますが・・・。
尾崎自身が、20歳になり形の上ではオトナになってしまいました。

「これから、誰に対して何をどう歌っていこうか・・・」。
私が思うだけかもしれませんが、尾崎の苦悩を感じます。
自分が敵視していたオトナに、自分がなってしまったのですからね。

私は、学生時代、よく尾崎を聴いていました。
でも、それは尾崎が亡くなってからのときでした。
中学生や高校生のリアルタイムで聴いていたら、もっと思い入れがあったかも・・・。

そして偶然、今年カラオケに行ったときに尾崎を歌いました。
学生時代に何度も歌った「卒業」を、10数年ぶりに歌いましたが・・・。
しっかり覚えているものですね。

それで懐かしくなって、最近、尾崎のBESTアルバムを聴いていました。
そのBESTアルバムは、『愛すべきものすべてに』です。
「I LOVE YOU」「15の夜」「卒業」と名曲ぞろいでオススメですよ。

そう、尾崎の歌は、オトナに吼えている歌だけではありません。
その真骨頂は、自分の内面をさらけ出したようなバラードにあります。

「I LOVE YOU」「OH MY LITTLE GIRL」「シェリー」・・・。
尾崎は、初期の曲のほどんどを、15歳の頃に作ったということです。
15歳にして、「I LOVE YOU」の歌詞のような境地か・・・。

尾崎は、「居場所のなかった」という学校を辞めて・・・。
自分の強み、輝ける場所を見つけたのですね。

NHKの番組は、尾崎が19歳のとき、大阪球場コンサートの姿を追っています。

それは次回へ・・・。

コメント
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