写真は、070804夏期講習、中3社会の授業です。
ところで、070831の新聞に「授業時間30年ぶりに増へ」がありました。
小学校高学年で、週5日制を維持すると、授業は週28コマ前後。
現状で目一杯授業時間を確保すると、これが限界でしょうか。
文部科学省は、素案で・・・。
● 朝読書の時間を教科にする
● 夏休みなどの長期休暇を短縮する
● 総合学習の時間を短縮(でも英語が入る)
・・・などの方法を示しています。
勉強時間が増えるのは、基本的にはよいことだと思います。
ただ、小学4~6年の年間授業時間の平均は、日本だと709時間。
学力NO.1と言われるフィンランドは、654時間です。
単純に、時間だけでなく、どんな指導内容にするかも考えどころですね。
あとは、教える側と教わる側の意識・状態でしょうね。
・・・さて、授業に戻りましょう。
世界三大宗教を勉強しています。
①キリスト教
②イスラム教
③仏教
続いて、写真にはありませんが、民族宗教についてです。
①ヒンドゥー教
②ユダヤ教
キリスト教については、歴史の・・・。
● 欧州の宗教改革のとき(1517年~、ルター&カルバン)
● フランシスコ・ザビエルの来日(1549年 鹿児島に)
● 江戸時代の絵踏(踏絵)のとき(1612年 禁教令)
・・・この辺で、やや詳しく勉強しますよね。
このテキストの入試問題演習では、イスラム教のことが出題されていました。
しっかり勉強していないと、ヒンドゥー教と混ざってしまうんですよね。
区別して覚えましょう。
イスラム教は、中央アジア、西アジア、北アフリカ、東南アジアなどで信仰。
ヒンドゥー教は、インド人の宗教です。
イスラム教の特徴は・・・。
● 唯一神アッラー
● 聖地メッカの方向に、1日5回礼拝
● 第12の月に聖地へ巡礼
● ラマダーン月(第9の月)の昼間に断食
● 豚肉を食べることの禁止、飲酒の禁止
● 女性は黒地のベールやチャドルで身体を覆う
・・・たくさん特徴がありますよ~。
ちなみに、ヒンドゥー教では、牛は神のつかいとされています。
だから、牛を食べません。
あと、参考書に「断食について、人々はどう考えているのか?」がありました。
「断食していると、いつもより身体の調子がいいよ」
「頭がさえてくるんだ。頭脳労働には向いている」
「食べるもののない貧しい人の気持ちがわかってくる」
・・・などなど、この参考書には肯定的な意見が書いてありました。
よいところも、たくさんありそうですよね。
でも、脳としては、何か食べないと働かないでしょうね。
「食べないと頭がさえる」というのは、思い込みのような気もします。
これを読んでいるあなたは、ぜひ朝ごはんを食べて、学校や会社に行ってくださいね。
肝臓から脳へのブドウ糖の供給は・・・。
1回の食事に対して、12時間しかできません。
前日の夜7:00に夕食を食べて、翌朝の7:00に朝食を食べないと・・・。
脳はエネルギー不足になり、正常な活動ができなくなりますよ~★
ただし、人の意識や気持ちというのは、時に科学を超えます。
たとえば、病状と関係ない薬を「とても効果のある薬だ」と言われ、飲むとします。
それで、病気がすっかり治った・・・という話もありますよね。
イスラム教の信者も、科学を超えた何かを感じているのかもしれませんね☆