須藤元気から学ぶ（2）

須藤元気は、どんどん活躍の場を増やしていきました。

020211、代々木体育館「K-1 WORLD MAX」初参戦。
当時勢いのあった、小比類巻貴之（こひるいまきたかゆき）と激突しました。

おそらく須藤は、立ち技格闘技は初めてだったはずですが・・・。
トリッキーなバックハンドブローで、小比類巻からダウンをとりました。
最後は、KO負けしてしまうも、株を上げたのは須藤のほうでした。

030301、有明コロシアムの「K-1 WORLD MAX」では・・・。
日本人最強の魔裟斗（まさと）との対戦までたどり着きました。

でも、須藤の本業は、総合格闘技の舞台でした。

私がみた中で、須藤のイチバンの名勝負は・・・。
040522、総合格闘技イベント「ROMANEX」での一戦です。
さいアリで1度だけ開催された興行での試合でした。

私、この「ROMNEX」は、さいアリにしっかり参戦しましたよ～♪
「ROMANEX」は、現在TBSで放送している「HERO’S」へと進化しました。
「HERO’S」、ここ最近は、あまり人気がないようでサミシイですが・・・。

この日の須藤の相手は・・・。
最強幻想を身にまとった、グレイシー一族の技巧派、ホイラー・グレイシー。
全盛期を過ぎたとはいえ、かなりの強豪選手です。

須藤は、10人ほどのダンサーを従えて、自分も振り付けをしながらド派手に入場。
須藤の入場は毎試合、入場曲も振り付けも違うものなのです。
リングでファイトをする前から、観客の想像力を超えてきます♪

リング上のファイトでも・・・。
KO負けのなかったホイラーを、パウンド（グラウンドでのパンチ）でKO。
この興行の中では、イチバンの名勝負を繰り広げてくれました。

その後は、051231の大阪ドーム、大晦日格闘技イベントの「Dynamite!!」にて。
須藤は「HERO’S」初代王者をかけて、山本“KID”徳郁とメインで激突。
14.8％（関西17.0％）の視聴率の中、KIDの左フック→パウンドで、負けてしまいました。

そして、061231の京セラドーム、大晦日の「Dynamite!!」にて。
ジャクソン・ページに三角締めで勝利するも、突然の引退宣言。

1978年生まれなので、まだ29歳と若いです。
これから、まだいくらでも活躍できると思っていたのですが・・・残念。
しかも、ここ1～2年は、寝技（関節技）で一本勝ちすることが多かったのに。

本人としては、「格闘技の世界にこだわらなくても活躍できる！」。
そんな自信があったのかもしれません。
映画やドラマ、CMなどにも登場しましたからね。

2002年には、「凶気の桜」（東映）で、映画デビュー。
2004年には、「スカイハイ2」で、ドラマに本格出演。
缶コーヒーの「ジョージア」などで、CMに登場。

ひとつの世界に留まっているのは、もったいない人間のようです。

そんな須藤元気のインタビューが、070725の新聞に載っていました。
タイトルは「閃いたらすぐ行動を」。

次回は、やる気も湧き出る、その須藤のインタビューをみていきましょう☆