西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

エルヴィス・プレスリーの西部劇「燃える平原児」

2024年06月16日 | 西部劇映画

エルヴィス・プレスリーの西部劇「燃える平原児」

 

1960年 20世紀FOX映画 燃える平原児(Framing Star)監督:ドン・シーゲル

西部劇好きの人の間でもあまり話題になりませんがかなりの良作です。ロカビリー歌手エルビス・プレスリーの西部劇……昔のビデオとレンタル用のDVDの解説を参考に述べてみると・・・

「ペイサー(E・プレスリー)は白人の父バートン(ジョン・マッキンタイア)とインディアン カイオワ族出身の母親ネディ(ドロレス・デル・リオ)、父の前妻の息子で白人の兄クリント(スティーブ・フォレスト)の4人で牧場を営んでいた。激しい憎しみあいの中で白人とインデイアンの対立が激化する開拓期の西テキサス。幸せだった家庭はインデアン達が白人を襲い始めたことでもろくも崩れていく。

争いで母も父も友人も亡くし、自分はどちらの血として戦うのか決断を迫られるペイサー・・・。宿命の混血児として生まれた青年の苦悩と家族愛を描いた感動作。」 

インディアンとの人種問題が出てくる映画なので全編を通して緊迫感があります。混血児という微妙な立場の役をプレスリーは好演していますし、終わりに近くなると切なくなるような悲しみの感覚があって、傷ついて去っていくペイサーが 兄に向って ” 自分はもう死ぬ、兄貴は自分の分まで生きてくれ ” と言い残して去っていく姿には思わずジーンときてしまいます。 

ロカビリー歌手としてのプレスリーに夢中になった人達というのは団塊世代よりかちょっと上の世代かなあ。この映画でも始めの場面でペイサー(E.プレスリー)がギターを手に歌う場面がしっかりと入れられています。 

映画にも進出したプレスリー、西部劇ではこの作品と「やさしく愛して(Love MeTender)」があります。いたって真剣に取り組んでいる姿勢が見られて好感がもてます。当時としては」ベテランのジョン・マッキンタイア、ドロレス・デル・リオも好演、他にインデイアン酋長役のルドルフ・アコスタもいい。リチャード・ジェッケルなどが出演しています。 この西部劇、もっと採りあげられてもいいのにな・・・

写真は雑誌切り抜き宣伝とビデオ、DVDからのもの

2024(令和6)2/13の記事なので暫くしたら元の位置に戻す予定です

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懐かしのカントリー歌手 ジム・リーヴス

2024年06月16日 | 懐かしのカントリースター

ジム・リーヴス(5)

 

今日はカントリー・ミュージック全盛期の往年のスター 故ジム・リーヴス(1924〜1964年 テキサス州出身)です。このレコードは1964(昭和39)年発売と記してありますからもう50年以上前のものです♫ 中古店で殆ど捨て値みたいな状態で買ったもの、日本の廉価盤も出されていました。ここではステレオ盤ではなくてモノラル盤です……今やこの違いも説明がしにくい🤣

米国盤 Camden Records CAL-842 Have I Told You Lately That I Love You

(1)Have I Told You Lately That I Love You  (2)I'm Gonna Change Everything  (3)Waltzing on Top of the World  (4)Oklahoma Hills (5)Beyod the Shadow of a Doubt  (6)Roly Poly  (7)Each Time You Leave  (8)A Letter to My Heart  (9)Your Old Love Letters  (10)Highway to Nowhere 

このレコードは一見ジャケットからモダンな音作りかな・・・という感じですが、カントリー&ウェスタン黄金期の往年のスターだったジム・リーヴスの純カントリー時代のものです(右の写真がそんな時代のジムかなぁ)。今のカントリーとは音作りが違っています。一番の違いはドラムがなくてリズムをウッドベースないしはベースギターでとっていることかなあ・・・バックコーラスないのですから素朴なカントリーという感じがあります。それにスチールギターもフィドル(カントリースタイルのバイオリン)もすごいテクニックを使っているわけではなくてシンプルだから(私にとってはですが)心地よい。 

数曲有名曲も含んでいていいのですが、ほかの曲も聴けば聴くほどに味わいが出てくるものが多くて、私はいつも判りやすいところに置いてしばしば針を落として聴いている。カントリーはシンプルでなきゃ・・・と思う。 

1963(昭和38)年 自家用の飛行機事故で死亡

4/12の記事

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