西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

時代劇映画「燃えよ剣」を見た

2024年06月22日 | 時代劇映画

時代劇映画「燃えよ剣」を見た

  

1966(昭和41)年の白黒作品

作家の司馬遼太郎 ( 1923=大正12~1996=平成8 ) さんは新撰組に興味があったのか「新撰組血風録」と「燃えよ剣」の二冊の長編小説を書いている。このうち「燃えよ剣」は新撰組副長 土方歳三を主人公にした小説……ただ私は2冊とも読んでいなくてテレビで放映された画像だけで知っている作品🤣 小説だから史実から大きく外れることはなくても ( 架空の人物なども出てきて ) 多少の脚色はあるだろうな……というのが読まなかった理由だった。それなら始めから映像で見たほうが…と思って🤣

今回の古いDVD版「燃えよ剣」は劇場公開版だったのかな?映画館で見たことはありません……数年まえに岡田准一主演で公開された「 燃えよ剣 」の元バージョンともいえると思いますが、双方ともそれなりにいい出来栄えだと私は思っています。小説は土方歳三の生涯がテーマですが今回の映画は武蔵多摩の百姓時代から幕末京都の池田屋事件までの扱い。

武州多摩の田舎道場時代に江戸のれっきとした流派の侍連中から道場破りに合い、近藤勇も土方歳三も " 天然理心流 " とまことしやかに謳っていても所詮は百姓相手の田舎剣法です……と自嘲して語るシーンがありますが実際そうだったんだろうな…とリアルな画面に思わずニンマリ🤣 

道場破り側の内田良平の七里研之助、六車宗伯役の上杉高也という役者も本物の侍といった迫力がある。ちょっと今の時代では見られない役者さん・・・この映画はわざとらしさが無くていいな…いわゆるイケメンと言われるような当世の人気者アイドルなんかを使っていないし、近藤勇だって土方歳三だって洗練されていない田舎者出みたいな面が出ていておかしみも感じる…特に近藤勇役の和崎哲哉がヒョウヒョウとした味わいがある。だから、古い映画だけどかえって新鮮に思える🤣 女優さんでは佐絵役で出ている小林哲子も美人で魅力的。

テレビではこれ以前に子母澤 寛の「 新撰組始末記 」という連続ドラマがあって近藤勇を中村竹弥、土方歳三を戸浦六宏、沖田総司を明智十三郎が演じたものがあったので子供の頃だったけどそちらも記憶に残っている・・・映像は残っていないのかも。 三橋美智也が歌う主題歌「新撰組の歌」が秀逸だったし、芥川隆行のナレーションが渋くて雰囲気を出していた。 

判官びいきではないけど日本人は滅びゆくものに感情移入する率が高いのかも

 

 

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