ドナルド・キーンさんのこと
新聞切り貼りのスクラップ帳を見ていたらドナルド・キーンさんの訃報と関連記事に気づく……日本通の学者さんだった。Book Off の土日割引セールで見つけた小本「世界の中の日本 司馬遼太郎/ドナルド・キーン」という二人の対談本。副題に16世紀まで遡って見る……とあるので面白そうだと思って読んでいる。
巻頭「司馬さんと対談する喜び」というところでキーンさんは" いま、世界中の人々がさまざまな理由で日本と日本人について強い関心を抱いている。他国との交流も頻繁になっている。しかし、日本人や日本文化について外国人が最初に思い浮かべるのは大方は日本の近世、とくに江戸時代に生み出されたものによっている。
近世は悪い意味でも良い意味でもきわめて面白い時代であったことは争われない事実であろう。” とのこと。
そして司馬遼太郎さんとの対談・・・二人とも日本の歴史、文化(日本だけでなく世界のといってもいいかも知れない)に造詣が深いのでまあ多岐にわたって話が展開していき面白い。それにしてもキーンさんはアメリカ人なのに日本人以上に驚くほど日本のことに詳しい。近世(江戸~明治時代)を中心に二人の世界が融合して・・・興味ある見解もたくさんだ。
ドナルド・キーン(1922~2019年)ニューヨーク州出身 後年日本に帰化された。「鬼怒鳴門」と日本語名をつけられたそう(smile)
2020(令和2)年11/15の未投稿記事を新しくおこして載せたものなのでしばらくしたら元に戻す予定
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