オムニバスレコードは楽しい
米国盤 Hilltop Records JM-6027 Buck Owens & Ferlin Husky & Faron Young
Buck Owens/ (1)Rhythm And Booze (2)Hot Dog (3)It Don't Show On Me
Faron Young/ (4)You're Just Imagination (5)Have I Waited Too Long (6)I'm A Free Man Now
Ferlin Husky/ (7)Forgotten Heartaches (8)Friend Of Mine (9)Guilty Feeling (10)Just Another Face
この3人のラインナップを見ると往年の Capitol Country 3人衆かな・・・・・と思うんですが、いきなりのバック・オウエンズ3曲を聴くとまあ3流時代のバックの音で( つまり歌手として駆け出し時代のという意味です ) これはもうキャピトル以前の録音であることが明白。何とロカビリースタイルの(1)Rhythm And Booze、(2)Hot Dog がバック・オウエンズとは・・・・・珍しいです。今ではCDでキャピトルレコード以前のバック・オウエンズの音源が含まれているものがあったりしますが私自身はこんなのは初めてでした。(3)It Don't Show On Me がフィドル( カントリースタイルのバイオリン )、スティールギター、ホンキートンクピアノ入りのド・カントリーになっています・・・・これにしてもキャピトルレコード時代とは比べ物にならないくらい泥臭くて垢抜けしないサウンド・・・・・でもその後の彼の大成功を思うとこんな曲を聴いても何となくかわいらしく思えてくるんですよね。
2番目に登場のファロン・ヤングの(4)You're Just Imagination ,(5)Have I Waited Too Long ,(6)I'm A Free Man Now もフィドル、スティール・ギター、ラジオ体操の伴奏みたいなピアノ入りの泥臭いカントリーですが Capitol レコード時代の録音なのか( あるいはそれ以前があるのか不明 )若さにまかせて歌い飛ばしているようなサウンド。
3番目のファーリン・ハスキーもどうもキャピトルレコード時代ではないようでそれ以前の Four Star レコード時代の録音なんでしょうかこちらもド・カントリーでも彼の独特のジャジーな歌い方が垣間見られるサウンドになっています。スティールギター、ピアノ入りのカントリーですが後年のキャピトルレコード時代に比べるとやはり荒削りではあります。
まあ3人入っているから辛うじて聴き続けられるかな・・・・という感じの荒削りレコードでダンボール箱から引っ張り出してきた物、とてもCDにはなりそうもない代物。レコード時代ならではの遺物・・・・・それでもバーボンでも飲みながら気分にまかせてポッと聴くと楽しい、オムニバスレコードならではの味わいかなあ。
角刈り時代のバック・オウエンズの写真も今では懐かしい感じがします
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます