西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー & ウェスタン 113 [ 楽しいオムニバスレコード(14)続き ]

2015年02月18日 | つれづれに
 
   
楽しいオムニバス レコード (14)続き
2枚目 
(13)Ballad Of The Grand Ole Opry・・・・ジョージ・モーガン(素晴らしいカントリーバラッド歌手、ドブロギターを伴奏にオープリーを題材の歌)
(14)Let's Say Goodbye Like We Said Hello(別れも楽しく)・・・・ジミー・スキナー(自身のヒット曲の新録音、イヤー渋い渋い、でも大好きな曲) 
(15)Guitar Boogie・・・・・アーサー”ギター・ブギ”スミス(Country guitar 名手の一人、サブネームの通りブギ演奏が得意だったようです) 
(16)Sweet Dreams・・・ジョージ・ジョーンズ(先年亡くなった彼ですが、ここでは最年少でしかも Starday レコード生え抜きの歌手なんですね)
(17)Slow Poke・・・・・・ピー・ウィー・キング(Tennessee Waltz を最も初期に歌って有名な人で Golden West Cowboys なるバンドのリーダー)
(18)Remember Me・・・・T・テキサス・タイラー(だみ声を交えて歌う彼のヒット曲、Western Swing にも普通のカントリー曲にも魅力ありの人)
(19)Dear Okie・・・・・・ジョニィ&ジョニー・モスビー(夫唱婦随でアップテンポで歌われるオクラホマを題材の歌、日本では無名に近い)
(20)Gone・・・・・・・・・・・スモーキー・ロジャース(Ferlin Husky の歌で有名な曲ですが作者自身の渋い歌で聴けることが嬉しい) 
(21)New Panhandle Rag・・・ウェッブ・ピアス(Steel guitar 演奏で聴くことが多い曲を若い時代のウエッブ・ピアスの歌で聴けるとは・・・)
(22)Done Rovin'・・・・・・・・・ジョニー・ホートン(アラスカ魂で有名なジョニーの若い頃の歌声、恐らくMercury Records 原盤を使ったもの)
(23)The Empty Christmas Stocking(淋しいクリスマス)・・・ルル・ベル&スコッティ(ハモンドオルガン伴奏で夫唱婦随で歌われるX'mas ソング) 
(24)Fire On The Strings(火の玉ギター)・・・・・・・・・・・・・・・ジョー・メイフィス(Country guitar 名手の一人、ものすごい早弾きでまさに火の玉)

 
後半はジョージ・モーガンのしっとりしたバラッド(13)Ballad Of Th Grand Ole Opry から始まります、ドーブローギターとスティールギターがとても効果的に使われていますがやはり歌が上手いなあ。 
(14)”別れも楽しく”はアーネスト・タブも歌っていた曲。硬い感じの単音エレキギター、スティールギター、跳ねるようなピアノを伴奏に使った渋さ、味わい深さの面ではジミーに軍配!ジミーの歌い方は語尾をプツッと切るのが特徴。 
(16)Sweet Dream を歌うジョージ・ジョーンズのワイルドさはここでは新人ながらきわだっています、後年大物になっていく過程ですね。 
(17)Slow Poke はPee Wee King のヒット曲の新録音、歌っているのは本人なのか相棒のレッド・スチュアートなのか どっちかな? 彼の持ち楽器アコーデオンもしっかり出てきます。 
(18)Remember Me を歌うテキサス・タイラーを私が初めて聴いたのは あるオムニバスLPにあった”Careless Love”という伝承歌でしたが豪快な歌いっぷりが売りなんでしょうか、とにかく1回聴けば覚えてしまうほどの特徴があります。なお、”Remember Me ”は後年ウィリー・ネルソンが「赤毛のよそ者」というアルバムの中で採りあげて歌っていました。 
 
この2枚目のアルバムの白眉ともいえる(20)Goneを歌うスモーキー・ロジャースという歌手は日本ではほとんど知られていなかった人だと思いますが Starday 社とジミー・ウェイクリー経営の Shasta Records に各1枚ずつLPを残しています。後日採りあげたいと思っています。 
(22)Done Rovin’を歌うジョニー・ホートンも急にポンと出てくると思わず ”オッ!”と気を惹きつけられます、ハーモニカが効果的です。この曲よくオムニバスレコードでJ・ホートンが出てくると使われています。 
(24)ジョー・メイフィスはギター、フィドル、バンジョー、マンドリン、ベースなど何でもござれのマルチ・プレイヤーなんですね・・・・一人で楽器をとっかえひっかえ弾いている姿を映像で見たことがありますが 全て一流というまさに職人技というのはこういう人のことをいうんだろうと思いました。 
 
最後に、このStarday Records 社の顔見せ的2枚組アルバムに入っていないスターに Red Sovine、The Willis Brothers 、Leon Payne、ブルーグラスのHylo Brown 、Bill Clifton 等がいます。ブルーグラスが1~2曲入っていたらよかったかも知れません。でもよく選曲された、古きよきカントリーミュージックを知るにはよいアルバムと思いました。 
                          
コメント (2)
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