西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

ハンク・ウィリアムズ関連

2013年02月24日 | ハンク・ウィリアムスを歌う
 
Hank Williams のCD   
ヨーロッパ(EU)盤 PLSCD-649 Country & Folk Roots / Hank Williams
(1)Ramblin' Man (2)I Could Never Be Ashamed Of You (3)Please Make Up Your Mind (4)My Heart Would Know (5)Six More Miles (6)May You Never Be Alone (7)On The Banks Of The Old Pontchartrain (8)Calling You (9)Wealth Won't Save Your Soul (10)When God Comes And Gathers His Jewels (11)*Dear Brother (12)*Lost On The River (13)I Don't Care (If Tomorrow Never Comes)  (14)My Love For You   (15)*Jesus Remembered Me (16)Dear John (17)Men With Broken Hearts (18)*The Pale Horse And His Rider (19)A House Without Love (20)Everything's Okay 

このCDは3年前にタワーレコードで買ったもの・・・・・Hank Williams の1枚だけのCDとなると大体が有名な曲が入ったBest of~という形が多いけれどこのCDは違いました。買ったのは500円CDで安かったということもあるけれど最大の理由はハンクの曲集の中でも普段ほとんど聴かれることがない曲ばかりで構成されていたことです。こういうハンク曲集のCDはほんとに珍しいです・・・・いきなりマイナー調の(1)Ramblin’ Man(さすらう男)で始まるんですからこれだけでも異色です。”Ramblin' Man ” とか、ここにはないですが ”Alone And Forsaken ” などといったマイナー調の淋しげな曲は数多いるハンクと同世代のカントリー歌手の中でもハンク独特のものといった印象が強いです。この中で比較的知られているのは(2)I Could Never Be Ashamed Of You と(6)May You Never Be Alone(マンドリンが入っている)くらいかなあ

先づは簡単に書いてある解説を訳してみますと・・・・・「1961(昭和36)年に偉大なハンク・ウィリアムスは Country Music Hall Of Fame(名誉の殿堂)の第1回目のメンバーに選ばれました。それから40年後に ”Timeless ” と題したアルバムが出されました。 それには Bob Dylan、Johnny Cash、Emmylou Harris、Ryan Adams といった優れた歌手たちがフューチャーされており、”Hillbilly Shakespere(ヒルビリーのシェイクスピア)”と称された song writer としてのハンク・ウィリアムスに捧げられたものでした。”Timeless ”はグラミー賞を獲得しましたし またそれに値するに十分のものでした。

しかし、ここで私たちが提供するCDアルバムは Hall Of Fame のハンクの碑文に ”シンプルで美しいメロディを持ち、自らが知る悲しみの人生物語をわかり易い歌にした、そしてその歌は永遠に生き続ける ”・・・・とあるようなハンク・ウィリアムスの生の、純度の濃い音楽なのです。 ハンクが27才の時に結婚した Audrey Williams とのデュエット曲が4曲含まれています(*印)。2人は1952(昭和27)年に離婚、その翌年オハイオ州キャントンでの公演に向かう途中にハンクはキャデラックの車中で29才の若さで亡くなりました。
ここに収められている歌は必ずしもハンクの有名曲ではありませんが、短い人生ながらもいつまでも影響を与え続けるスターと呼ぶにふさわしいハンクの感情のほとばしりを例証する曲群ばかりなのです 」・・・・・・といった具合です(少し意訳と補足を加えました)。

はじめからめったに聴かれない曲に焦点をしぼって出されたもののようです。全く解説の通りで、生のハンク・ウィリアムスが味わえるものです、オードリーとのデュエットなどはどれもヒルビリーといった方がいいような純度です。

この Country & Folk Roots シリーズは他にジミー・ロジャース、オリジナル カーター・ファミリー、ウッディ・ガスリー他が出されていました、今でも発売されていると思います・・・・本当にアメリカン音楽の大きな原点を知ることの出来るものです。
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ハンク・ウィリアムズ関連

2013年02月24日 | ハンク・ウィリアムスを歌う
今回から数回ハンク・ウィリアムズに関するものを続けます    
 
Hank Williams (1923~1953年 アラバマ州出身)
日本盤 ポリドール MM-9041/2 All About Hank Williams (ハンク・ウィリアムスのすべて) 2枚組
(1)Your Cheatin' Heart (2)Long Gone Lonesome Blues (3)The Blues Come Around (4)I Can't Help It (5)Half As Much (6)Tennessee Border (7)Jambalaya (8)A Mansion On The Hill (9)Hey, Good Lookin' (10)I'm So Lonesome I Could Cry (11)Wedding Bells (12)Beyond The Sunset (13)Kaw-Liga (カウライジャ) (14)Cold Cold Heart (15)Howlin' At The Moon (16)Lonesome Whistle (17)Cool Water (18)Jesus Remembered Me (19)Lovesick Blues (20)Take These Chains From My Heart (21)Lost Highway (22)Why Don't You Love Me (23)Crazy Heart (24) I Saw The Light

このレコードは私が生まれて初めて買ったハンク・ウィリアムスのLPレコードです・・・・・何度も聴いてだいぶ擦りへってはいますが 想い出のつまったものなので大切にしているもの。 まったく初めて聴いたハンクの曲はそれよりも以前で 中学生時代に友達から借りて聴いた茶色いジャケットのシングル盤でした。 ”Jambalaya ”と ”Kaw-liga ” が入っていて、初めて聴いた感想は何だかニワトリの鳴き声をひっつめたような妙な歌い方だなぁ・・・・・というものでした。”Kaw-Liga ” の方がより好きになって何回も聴きましたが 何度も聴いていると味が出てくる印象でした。

ハンクのレコードは私よりずっと先輩達の時代からたくさん出されていて、既に全曲集も出ていたと思いますが 自分にとってはまだこのレコード止まりで他にも好みの曲がたくさん出てきたのは後になってレコードが買えるようになってからのことです。

このレコードを初めて聴いた時印象に残ったのは何といっても ”I Saw The Light ” のフィドル(カントリースタイルのバイオリン)奏法でした・・・・・当時はクラシック音楽のバイオリンしか頭になかったので カントリーでの のこぎり式の弾き方に興味を覚えたり、一人で弾いているのかなあ-どうも twin fiddle のように聴こえるけど・・・・といったことが気になっていつの日かバイオリンを買ってこんな弾き方をしてみたい-と思ったものです。 ”I Saw The Light ” は自分の中ではいまだにこのハンク盤を越えるものはない-ということになっています。

次にオヤッと思ったのは ” Jesus Remembered Me ” でマンドリンが使われていることでした、後になって考えると これがハンク夫妻(= Audrey Williams )のデュエットに古いヒルビリーやマウンテンスタイルの要素が感じられて何だかいい雰囲気なのです。後年もっとたくさんのオードリーとのデュエットを聴けるようになってみるとけっこうマンドリンが使われていてハンクの音楽的ルーツを思わせるようでいいものです。
曲の途中に語りが入るセイクレッドの ” Beyond The Sunset ( 夕日の彼方に) ” も印象に残る曲でした。

後年になってくると、ハンクの歌で気に入らなくても他の歌手の歌で聴いて気に入ってハンクのものに帰って聴いてみる・・・・ということもしばしばで その度に Hank Williams は名曲揃いだ-と思い知るようになっていくのでした・・・・・・続く
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