西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー&ウェスタン 165 ( ドク・ウィリアムス 1 )

2011年02月05日 | 懐かしのカントリースター
 Doc Williams (1)
米国盤 Old Homestead Records OHCS-328 ( 原盤は Wheeling Records V-1542 )

(1)Silver Bell (2)My Old Brown Coat (3)Weary Tired & Blue (4)Roses Are Blooming (5)Merry Maiden Polka (6)Hannah (7)Mary Of The Wild Moor (8)Red Wing (9)Two Little Orphans (10)The Heaven Express (11)I'm Seeking A Harbour (12)The Man In The Moon


今回はちょっと珍しい人です・・・・マニアックと言われるかも知れません、でも Country Legend です-載せておかなくちゃ。
私のブログの初期に Sacred Song として通っている 「夕日の彼方に(Beyond The Sunset)」という曲を作って歌った女性カントリー歌手 ”Beyond The Sunset Girl ” Chickie Williams (1919~2007年)という人を載せたことがあります。 その時に 御主人のドク・ウィリアムスもアメリカでは古くから名の通ったカントリー&ヒルビリー歌手でした・・・・・みたいなことを書いたのですが、その Doc Williams(1914年 オハイオ州出身 ) が(2011年)1月31日に亡くなった・・・・・と、アメリカのヒルビリーサイト ( Old Country Music 主体のホームページ ) に載っているのを見て知りました。 往年のアメリカ Country Music 界では有名であったようですが日本では全く紹介されたことはなかった人ではないか-と思います。

ハンク・ウィリアムスも歌っている ”Beyond The Sunset(夕日の彼方に)” に興味を魅かれて Chickie Williams のレコードを買ってみた時にアメリカの業者さんは同時に Doc Williams のレコードも奨めてくれたのを思い出します。 その時は内容も判らないし値段の高いレコード( Doc 自身が設立した Wheeling Records というマイナーレーベルのものでした) だったので買いませんでしたが、後年になってアメリカの草の根カントリーの雄ともいえる Old Homestead Records 社が再発売した時に初めて買ってみたのがこのレコードです( 彼のfirst album だそうです )。 垢抜けたカントリーではないですが 古いヒルビリーの香りいっぱいの( down to earth な )サウンドでした・・・・・American Country Music の奥深さを知らされるようなレコードでもありました。

1930年代から歌っている-とのことでキャリアは相当古いですが 活動の場所が Country Music のメッカ テネシー州ナッシュヴィルではなかったためでしょうか World-wide の知名度にならなかったのかも知れません・・・・・ウェスト・バージニア州を中心に南部諸州で活動。 ドク・ウィリアムスの声が渋~いカントリーボイスなので まるで ”浪曲子守唄 ”で有名な一節太郎(古っ!)がカントリー&ヒルビリーソングを歌っているみたいな感じです(汗)。 でも、唄の曲調のよいものが多くて しかもバックの演奏陣( The Border Riders というバンド)が古き良きカントリーの雰囲気を出しているのでどうしてどうしてなかなか味のあるものになっています・・・・・生ギター、スティールギター、フィドル( Country style のバイオリン )、アコーディオン、ハーモニカ、フラットマンドリンなどが曲によって入れ替わり立ち代り出てきますし・・・・・サビのコーラスが mountain music style で秀逸、細君の Chickie Williams も加わっているようです。 特に 普通のカントリーではなかなか出てこないハーモニカとアコーディオンが素晴らしい雰囲気を醸し出していて聴きもの。レコード解説によると3人の娘さんがいて Family band を組んで長年演奏ツアーをやっていた・・・・とのこと。

参考までに(1)Silver Bell は Wetern Swing のボブ・ウィルスのお気に入りのフィドル演奏曲ですが、ここではドクは唄を歌っています。(8)Red Wing は 演奏だけのことが多いのにここでも唄として歌っています。 (3)Weary Tired & Blue 、(4)Roses Are Blooming それに(7)Mary Of The Wild Moor が秀逸で きれいなヒルビリーの雰囲気が好きな人にはきっと気に入られること請け合いです。  調べてみると今では古いところから新しいものまでCDが出ているようです・・・・・タワーレコードなどでも全く見かけたことがないのでどんなところで手に入るのか不明。 
興味がわけば Wikipedia で Doc Williams と入れて検索すると載っているので見られたらよいと思います・・・・・色々な人がいて ”懐かしの ”Country Music の世界も奥が深いです・・・・・。
コメント
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