西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

カントリーギター 5 [ ハンク・ガーランド ]

2011年02月28日 | カントリーギター列伝
Hank Garland (1) 
米国盤 Harmony Records HL-7231 Velvet Guitar The Guitar Artistry Of Hank Garland

(1)Secret Love (2)Scarlet Ribbon (3)Greensleeves (4)Tammy (5)Polka Dots And Moonbeams (6)Autumn Leaves (7)Like Someone In Love (8)Ain't Nothing Wrong With That, Baby (9)Blame It On My Youth (10)Ed's Place


今回は2009(平成21)年10月4日の未投稿記事です・・・・・今と季節が合いませんが書いた時のままで載せています。

ハンク・ガーランド(1930~2004年 サウス-カロライナ州出身)は昔のカントリーギタリストを話題にする時は必ず出てくるプレイヤーの1人だと思います。時々名前を Hank ”Shugarfoot ” Garland と表現してあることがあります。この Shugarfoot が何なのかを調べてみますと、彼が19才の時にレコーディングしてミリオンセラーになった曲 ”Sugarfoot Rag ” からそのようなサブネームをつけて呼ばれるようになったとのことです・・・・・今日のレコードはアメリカ Columbia Records の子会社 Harmony Records から出された廉価レコードで、カタログを見て中古で安かったこととハンクの名前を知っていたのでてっきり Country Guitar のレコードだろうと思って買ったものです(私はホークショー・ホーキンスが歌うRCAビクターでの ”Sunny Side Of The Mountain ” という曲が好きで、その中で聴かれる軽快なギターはチェット・アトキンスかハンク・ガーランドのどちらかだろう・・・・・という記事を読んだことがあってハンクの名前も覚えていたのでしたが、実際は2人とも違うようでした)。
でも、ジャケットを見れば判るようにどちらかといえばムード音楽でした・・・・・しかし ”ギター音楽 ” としての魅力はカントリーだけよりかはずっとよくて いわゆる Musician's Music なんだと思います。

レコードには解説は一切なくて詳細は判らないのですが、裏に珍しい Hank Garland の写真が大きく載っていました(白黒の写真)・・・・・もうずいぶん昔になりますが「 Flet 」というギター関係のアメリカの雑誌があって日本のレコード店にも置いてありました、時々カントリーギタリストの記事が載っていて、その中に Hank Garland の特集記事がありました・・・・・探して出てきたら後日翻訳して載せてみたいーと思っています。 

ところで、カントリーギタリストには2タイプあって(現在はどうか知りません)、まったく Country しかやらない人と、カントリーのほかに映画音楽やラテン、ジャズ、シャンソンなどの他のジャンルまで手を広げてやる人と-です。 私の考えではやはり後者の方がその人の芸域が広い-ということでより魅力があるということになります。 だんだん朝夕に涼しさが出てきてカントリー音楽も聴きやすい季節になってきたと感じていますし( 私は正直言って Countryu Music は夏向きではないなあ-と思っています )、ハンク・ガーランドのこのような Mood Music 的な音を聴いても違和感のない季節になってきたなと思います。 このアルバム、音的にはほぼムード音楽で カントリーフィーリングはありませんので構えて聴くにはちょっと退屈、何か仕事しながら聴くのに向いていると思います。 やはり(3)Greensleeves や(4)Tammy 、(6)Autumn Leaves ( 枯れ葉 ) あたりのよく知られた曲がいい感じ・・・・・ここでのハンクの柔らかいギタータッチは 聴いているものを魅了する力量十分てところです。
恐らくCD化はないでしょうが、ハンクの Country Guitar はたしかドイツの Bear Family Records 社から単品CDが1枚出されていたように思いますが・・・・・?
コメント
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