西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

サンズ・オブ・ザ・パイオニアズ の伝記本

2010年09月19日 | サンズ・オブ・ザ・パイオニアズ
” Hear My Song ”  The Story of the Celebrated Sons Of The Pioneers

アメリカのカウボーイソングが好きで、The Sons Of The Pioneers が好きで etc・・・・・と昂じてきた私の「アメリカ西部の世界」ですが、特にサンズ・オブ・ザ・パイオニアズは長い歴史を持っていたので興味がありました。
かなり以前、京都の北山にあったある喫茶店 (なぜかカントリーの輸入盤がたくさん販売品としてお店に置いてあった) で3枚の Wilf Carter ( Montana Slim ) のレコードを買った時 そこの主人が ” Cowboy Song が好きなんですか? ” と話しかけてきて ”ハイ、とても- ” と答えたことから色々話をしました。まだ20代前半の頃だったので  ”ビートルズ世代 (私は昭和24年生まれ) にしては珍しいね、こんなの(Wilf Carter のこと)買う人いないよ、見てみなよ店に来る人ってロックかジャズばっかりだよ・・・・ ” と言われてしまったのですが The Sons Of The Pioneers のことを話すとその人も好きだったらしくて喜んでくれて- ”こんなの知っているね? 自宅に3冊あるからよかったら買わないか? ” といわれ、その時は所持金も少なくて現物も直接見れなかったので ” 帰ったらお金送りますから送って下さい ”・・・・・という具合で手に入れたのがこの本です。

なんといっても驚いたのはアメリカ出版のこの本を日本で買った(好きな人がいる、詳しい人がいる)・・・・・ということです。しかも JEMF( The John Edwards Memorial Foundation, INC. at the Folklore & Mythology Center / University of California ) revised edition となっていて 恐らくは一般の書店での販売はないのでは・・・・・と推定されたからでした。初版が1974(昭和49)年らしく、1934(昭和9)年結成で幾多のメンバー変遷をしながらも連綿と続いてきた(現在もある)パイオニアズの歴史からしたら決して新しい本とはいえないかと思いますが。 確認はしていないですが恐らく改訂を重ねながら今では一般の書籍として出ているのではないでしょうか・・・・・The Sons Of The Pioneers の歴史と音楽を語るには欠かせない本だと思います。
この本には結成のいきさつ、一人一人のメンバーの音楽履歴、Pioneers の Discography=全録音曲名、発売レコードについてなど時代順に載っています(この本が現在どうなっているのか 興味があれば amazon あたりの検索で出てくるのかもしれません )。著者の Ken Griffis という人は 彼らのファンらしく、Pioneers の唄で一番好きな曲は ” Lie Low Little Dogies (The Cowboy's Prayer) ” という Cowboy Hymn 的な曲なんだそうです・・・・とてもいい曲です。

今はドイツの Bear Family Records 社が詳しい解説書を入れたCD-Box セットを数種類出しているのでそれと合わせたら The Sons Of The Pioneers の世界は完璧にわかるのかも知れません(CD集欲しいけれど高いしレコードとダブるものが多いし・・・で私はまだ)・・・・・パイオニアズの西部調の唄やカウボーイソングはこれからの秋から冬にかけての夜長に合う気がします
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小紀行 (筑前の小京都 秋月を訪ねて 2 )

2010年09月19日 | 歴史はロマン…九州の歴史を中心に
豊臣秀吉の腰掛け石
秋月の街は古い小城下町だけに道が狭くて全体の雰囲気として古色然としている。あちこちに旧蹟の碑が建っているが、ぶらぶら歩いていたら目に付いたのが 「 豊臣秀吉の腰掛け石 」 というもの。 秀吉は1578( 天正15 )年 九州征伐の際にここ秋月に3日間滞在したと書いてあったけれど、その時にこの石に腰掛けた・・・・・とのこと。1メートル近くある石だから4~500年たったとしても変わらないでしょうから本当だろう・・・・と思って自分も腰掛けて一休みした。 あの日吉丸 ( 秀吉の幼名 ) がこんなところまで来た・・・・と思うと何となく可笑しくなった。
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小紀行 (筑前の小京都 秋月を訪ねて)

2010年09月19日 | 歴史はロマン…九州の歴史を中心に
筑前 秋月城址
平成22年9月12日(日)曇り雨の天気の中 秋月に行った・・・・・博多から鹿児島本線下りで基山駅で甘木鉄道に乗り換えた。1輌だけのかわいい小さな電車で、沿線の起伏のない田園風景を見ながら終点甘木まで行き、そこからはバスで古処山という山を目指して川沿いに裾野をめざして秋月に着いた。鄙びた田舎町だけれどここには歴史が息づいている・・・・・古くから戦国時代まで筑後の名族秋月氏の本拠として栄えた城下町。

先づ秋月郷土館に行って大まかな歴史を知る・・・・ 秋月氏は平安時代以来の筑前筑後の名族で鎌倉時代にこの地に拠を構えて16代続いたそうで、戦国時代の秋月氏は島津の九州制覇に同盟し、その後の豊臣秀吉の九州征伐の時 16代秋月種実は島津氏との盟約を守って秀吉に反抗したために敗れて日向の財部(現在の宮崎県の高鍋町)にわずか3万石に削られて配置換えになった・・・・という哀しい歴史を持っている( 約30万石相当の大名がわずか3万石になるという状況はどうだろう・・・・・いまでいう給料が1/10になる、ヒェーッ暮らせないと云わざるを得ない )。16代続いた秋月氏に替わって福岡の黒田氏の支藩として5万石の城下町として明治まで続いたという・・・・・・幕末の志士で有名な人も何人か出ているようで、明治時代には不平士族の 「 秋月の乱 」 の舞台となったところでもある( 西南戦争の4ヶ月前 )。

お城の周りを歩くと、古びた石垣をもつ秋月城祉には長屋門と秋月氏時代の名残りとして黒門が残っている。戦災とかを受けなかった割りには武家屋敷などの古い建物が少ない印象だ・・・・・お城前の馬場には両脇に桜の木があって、他にも木々が豊富なので訪ねるには桜の春、秋の紅葉の頃がよさそうだ。写真は長屋門 (2010=平成22年9月13日 記)
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