西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

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2009年05月24日 | つれづれに
自分が初めて飲んだバーボンウィスキーは「Early Times」だったので今でも一番飲む率の高いお酒は「アーリー・タイムズ」。でもバーボンウィスキーには沢山の銘柄(ラベル)があるので色々と飲んでみたくなる気持ちは抑えがたい。原料のコーンと理想的な水が豊かなアメリカはケンタッキー州産のお酒だけに Old American の雰囲気がただよっていて私の好きな Country Music にもぴったりである。人によっては Jazz に合うという人もいる・・・・・都会の片隅で・・・という雰囲気にも合いそう、まあ好みに応じて楽しめればよいと思う。

ここに挙げた「Old Forester(オールド・フォレッスター)」という銘柄は物の本によるとケンタッキー州ルイヴィルにある大手バーボン・メーカーのブラウン・フォーマン社が作っているもので 先の「Early Times(アーリー・タイムズ)」も同社が作っているそうでいわば兄弟分というところでしょうか・・・・製造工程もアルコール度数も異なるそうです。 海賊版の横行を防ぐために1874年に業界初の壜詰めバーボンとして売り出されたそうで、ラベルに筆記体でキャッチフレーズが書いてあってその末尾文に There is nothing better in the market とあり わざわざ下に線が引いてあってそのことを強調してあります・・・・・・本当にまろやかな味の美味いバーボンです(アーリータイムズと似た味わい と感じました)。 
となりのお酒は麦焼酎「壱岐」(長崎県壱岐島の産)でこちらもまろやかで美味しくてよく飲む気に入りのお酒・・・・・・・どちらもロックで飲むのが美味しいと思う
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懐かしのカントリー & ウェスタン 114 [ ファーリン・ハスキー(1) ]

2009年05月24日 | つれづれに
Ferlin Husky (1) 
米国盤 Hilltop JS-6086 Green, Green Grass Of Home

(1)Green,Green Grass Of Home (想い出のグリーングラス )(2)Get Me Off The Fence (3)How Much Are You Mine (4)You'll Die A Thousand Deaths (5)I Saw Her Today (6)Peter Weather Bird (7)Hank's Song (8)I'll Never Have You (9)I Feel Better All Over (10)I'll Always Speak Well Of You


このレコードはキャピトルレコード原盤を使った廉価盤で、ファーリン・ハスキー(1925年~現在 ミズーリ州 出身 )の初期の純カントリースタイルがつまったもので古いものです・・・・・純カントリーとはいってもほとんど Hank Williams スタイルといってよく、そっくりに歌っていて まるでハンクの弟分とでも云えるような傾倒ぶりです。天国のハンクが聴いたら自分のそっくり物真似ぶりに思わず吹き出して笑ってしまうのではないでしょうか・・・・。
(1)(9)以外の曲はまるでハンクのバンド The Drifting Cowboys が演奏しているみたいな錯覚を起こすほどで、ファーリン・ハスキーも鼻にかかった、裏声のように声を返す唱法を多用して歌っています・・・・・ファーリンはもともと芸達者な人で 他人の物真似が上手い人なので( 声帯模写 )わざわざハンクに近い雰囲気を意図して録音したのかもしれないです・・・・・本人自身も初期の頃ハンク・ウィリアムスをアイドルとしていたことは知られています。
特に(7)Hank's Song は多くの Hank Williams の曲のタイトルを寄せ集めて1つの歌に仕上げたもので、スティールギター、フィドル( カントリースタイルのバイオリン )をバックに単純ながらなかなか雰囲気のある唄になっています。

ところで、1曲目の ”想い出のグリーングラス ” だけは他の曲と違った雰囲気で ピアノとスティールギターそれにバックコーラスを入れて情緒豊かに歌っています。アルバムタイトルにしただけあって 全く素晴らしい出来で、唄も語りも渋くて 僕は数ある ”想い出のグリーングラス ”の中でもベストの部類に入るのではないか・・・・と思っています。  カントリーでは一般にポーター・ワゴナーの唄で有名とよくいわれますが、ポーターの ”想い出の~”はちょっとあっさりし過ぎていて物足らなさがあります・・・・・・本当は( 昔の歌手でいえば )レフティ・フリッツェルのようなしんみりした歌い方の出来るタイプの人が歌った方が絵になるのかな-と感じています。

ジャケットの解説を訳して載せておきます・・・・・「 もし Ferlin Husky という名前の単語があって 定義するとすればさしずめsuccessful-のような語義になることでしょう。 ファーリン・ハスキーはミズーリ州の Flat River という所の出身です、初めての Gold record が ”Gone ”という曲でした。彼はこれまでに ”Wings Of A Dove ”や ”I Feel Better All Over ”、”I Could Sing All Night ”といった曲で2000万枚以上のレコード売り上げを記録していてカントリーミュージックの世界で名の通ったシンガーの一人です。
カントリー歌手としては最も機転の利く多才な人の一人と思われていて、一瞬のうちにステージと聴衆を盛り上げる能力に長けているといえます。決してありきたりの演奏や歌ではなく、それはもう彼のベストともいえるパフォーマンスなのです。トップクラスのレコードの売れ行きや売り切れ続出の演出からWorld-wide starの出現といってもいいでしょう。

ファーリン・ハスキーはこのアルバムで真のカントリースタイルを踏襲したメロディを駆使して 人生で経験する苦難や悲劇あるいは楽しいエピソードなどの唄を歌って人の心をとらえています。 ”Green, Green Grass Of Home(想い出のグリーングラス)” のような内容の歌に必要なムードを出せる歌手はそんなにいるものではありませんが、ファーリンはごく自然にその味を出しています。
恐らく皆さんの好みはファーリンの豊かな表現力に色取られた real song (8)”I'll Never Have You ”という曲かもしれません・・・・・・貴方がどんな音楽的嗜好をもっていたとしても きっとファーリン・ハスキーの歌とスタイルに心打たれることと思います」・・・・・と。

1925(昭和14)年生まれだそうですから今は83才くらい、故 Hank Williams と同世代なんですね,
jazzy な歌い方で人気があった人でした・・・・・・まだ音楽活動をしているんでしょうか??
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