西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

映画 「グラン・トリノ」を見る

2009年05月18日 | つれづれに
5月16(土)、17(日)と仕事上の全国の集まりがあって博多マリンパレスに行ったあと中洲大洋に映画を見に行った。クリント・イーストウッド主演の「グラン トリノ」という映画・・・・・内容も何も知らなかったので ただクリント・イーストウッドを見に行ったといった方がいいかも知れない。予備知識が何にもなかったけれど見てよかったと思った。

朝鮮戦争の勇士で、戦後は車のフォード社に30年勤め上げて今は引退の身で、妻を亡くし、子供達は独立して独り身の生活を送る男(Clint Eastwood)・・・・・・彼の家の周辺はいつの間にかアジア系の人達が住むようになっていた。昔気質のアメリカ人の精神を引きずっている彼は何かにつけて現状が気に入らず、嘆くことが多いのだった。   
ある事件をきっかけに隣に住むラオス人の若い姉弟と知り合う、2人は東南アジアでの戦争で共産勢力の報復を恐れてアメリカに移住して来た一家の子供達であった。東洋人に対する偏見を持っていた彼だったが否応なしに接していくうちにそうした姿勢が変わってゆく・・・・・・色々な出来事があって・・・・・最後は街のチンピラから2人を救うために自ら死地に赴く・・・・・といった内容。

イーストウッドの役は アメリカが強く、その行動が正当化できた時代に生きた古いタイプの頑迷なアメリカ人を演じているんですが、言わんとすることが何となく解るような気持ちでした。    考えてみたらアメリカ西部開拓時代が終わろうとする時に時代に取り残されてゆく西部男やカウボーイ達がぶざまな形ないしはこっけいな形で滅びてゆく(死んでゆく)・・・・・・という西部劇がけっこうありましたが、それを現代劇に置き換えたような内容にも思えて・・・・クリント・イーストウッドを見に行ってよかったな・・・。 ずいぶん年取ったけれどそこは映画スター 、いつまでも昔のイメージを保つために努力しているんでしょうね・・・・・・体型なんかは昔テレビ西部劇「ローハイド」に出ていた頃と変わらないですもん、とても嬉しかったですよ。   写真は Laser Disc のジャケットから「ローハイド」時代のクリント・イーストウッド(前にいるのはエリック・フレミング)です
コメント
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