岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「8月7日は井戸の日」

2016-08-11 20:58:59 | 田舎暮らし

  アレチマツヨイグサ(荒地待宵草)
  オオハンゴンソウ(大反魂草)

  オオアワダチソウ(大泡立草) 盛夏、野花は暑さに負けない。
      かって、”ぼんばなっこ”と言われお墓に供えられた時代がある。

 8月11日は「山の日」として祝日に加えられた。祝日は年に計16日とか、休日が多いことはめでたい限り。平和の表れでもあるかもしれない。
 8月7日は当地方では、さしずめ「井戸の日」である。
 当地方では古来、8月7日の朝はお盆を迎えるためのお墓掃除の日、お墓の掃除を済ませた後は協同井戸に集まって井戸の掃除や手入れの日。

 昔、個々の家に井戸がない頃は8月7日は水を貰っている家に「井戸かき」の手伝いに行く。
 井戸が空になるまで水を汲み上げた後、蓑笠をつけた人が井戸に入り、積上げた石垣を洗う。
 石垣が崩れないか・・上を見上げると随分と心細いらしい。集まった人の中から小柄で若い人がおだてられて井戸に入ったらしい。
 無事に井戸掃除が終わって井戸の大家さんから暑い盛りの事でもあり、ところてんや御馳走を頂いたらしい。

 私達の「大森清水」は、今年も8月7日「井戸の日」、井戸の手入れや掃除、点検、水槽の掃除等々。
 降った雨が岩の多い大森山に浸透し、何年もかかって自然に湧く水は美味しい。
 受けた水質検査も「すべての項目、基準値以内」の太鼓判をいただいた。

  掃除終わって、感謝の拝礼をして、この後もこんこんと美味しい水が湧くように祈る。

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