岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

土用の泥鰌(どじょう)

2012-07-28 20:12:22 | いなか暮らし

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ネジバナ(ねじり草とも・・)中山間沿いのあぜ道にポツンと咲いていることが多いが株になって一か所に25本も咲いてるのは初めて見た。

 

 土用の泥鰌(どじょう)

 暑い土用の頃、決まって知人から泥鰌が届く、天然ものの泥鰌はいまどき貴重品に近い。
 かって里の小川にはどこにもいたがコンクリート水路になった現在はほとんどいなくなった。

 昔からどじょうはウナギ同様のスタミナ源として重宝されていた。
 栄養成分に優れ、カルシューム、鉄、ビタミンB2はウナギに勝るという。
 「本目網目」という昔の書物には「体を暖め生気を増し酒をさまし痔を治しさらに強精あり」と書かれている。

 熱々の泥鰌鍋冷たいビール

 夏バテには恰好なスタミナ源

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与那国島で

2012-07-25 12:04:09 | いなか暮らし

 平成10年のことだからもう14年も前の7月、暑い与那国島で日本で一番遅い夕焼けに感動した後、日中の暑さの残る民宿にいた。
 100円玉一つで部屋のエアコンが確か2時間動いたと思う。
 深夜エアコンが止まった・・・さて100円玉・・・無い。
 みんなもう寝静まっている。
 どうしよう。
「そうだ表に自販機があった、ジュースを買ってお釣りを使おう」

 自販機の前でどっきり!!
 明かりに「やもり」がびっしり。恐々千円札を入れて、さてお釣りを・・・・
 お釣りのあるその穴は暗くて良く見えない
 もしかして穴の中にも「やもり」が・・・・
       指を入れた途端、パクリと・・・?


 暑さの島での寒い思い出の与那国島、
旅の思い出に民宿の庭先にあったサボテンを少々失敬して持ち帰って丹精込めたサボテンが、今年も一朝限りの花をたくさん咲かせた。
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3年前、再び与那国島を訪れて、民宿のご主人にその話をしたらおいしい泡盛を飲み放題振る舞ってくれた。

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「山背(やませ)」

2012-07-23 14:00:34 | いなか暮らし
7月22日は二十四節季「大暑」
 七十二候   「桐始めて花を結ぶ」
 一年中で最も暑くなる頃だが岩手はここ数日涼しい、いや寒い。
 沿岸の知人に電話したら「冷たい霧が吹きつけて暖房機を使ってる」、三陸を中心とする太平洋側では、今の時期「山背」と呼ばれる東風が吹く。
 奥羽山脈の北のはずれ八甲田山に登って振り返るとよくわかる。
 太平洋側は暗い雲に覆われているのに反対の日本海側はよく晴れている。
 山脈を越えた冷たい東風は秋田側にフェーン現象を発生させて良く晴れて暑くなっている。
 「山背」は歴史上、「出羽(秋田)は豊作、陸奥(岩手)は凶作」を繰り返した。
 昭和の初期、冷害による飢饉が多く昭和8年に没した郷土の偉人、宮沢賢治先生も
 サムサノナツハオロオロアルキと表した。
 現在では「山背」を逆手に取って、冷涼な気候を好むホウレンソウなどの野菜栽培が盛んになり、稲も品種改良が進み少々の「山背」にはへこたれない。
 寒さも今日明日くらいで次第に夏の気温に戻るという予報。
 夏はやっぱり眩しい明るい青空、暑いに限る。


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「いたずら狸」

2012-07-21 14:37:26 | いなか暮らし

 7月20日頃  二十四節季は小暑
  七十二候  鷹及学を習う 
             鷹のひなが飛び方をおぼえる頃。

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 おもわぬところで妖艶なかおりを漂わせた
 山百合と出会う今の季節。

「いたずら狸」

 愛嬌ある顔と夫婦仲がよいと言われる狸ではあるが少々悪さが過ぎる。
 里山に近い我が里は自然に恵まれたせいか狸も住み心地が良いらしく、夜な夜な里の畑へ出て来ては悪さをする。

 春には苺を食い荒らし、次にはトマト、子供たちが待ってるトウモロコシ、すいか・・・・憎いことに、明日は獲って食べようと思った前の晩に盗られる。
 里山に近い家では収穫皆無といいう事さえある。

 夜、活動する狸を驚かそうと点滅ライトをつけたり、一晩中ラジオを鳴らして人がいるふりをしたり、大きなダンボールの箱を置くと怖がるとか、いろいろ試したが全く効果なし。
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 かくてネット以外に方法なしということになり安くもないネットを張り巡らすことになる。
 今のところ、ネットは突破されていない。

 最近になって、近くに住んでいないはずの日本鹿を見かけたとか、熊の出没も時々話題になり、秋田では住んでいないはずの猪が見つかったとか。

 自然が豊かということだけだろうか・・・・・ 

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「日本の七十二候を楽しむ」

2012-07-10 16:24:25 | いなか暮らし

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 日曜の朝、近所の人たちと「あじさいロード」の草刈。
 宮沢賢治記念館一帯の紫陽花はこれからが見ごろ。

 太陽暦の一年を四等分した春夏秋冬のほかに月が新月から次の新月になるまでを一ヶ月とするのが大陰暦(旧暦)
 旧暦には一年を24等分した二十四節季がある。
 春、
  立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨
 夏、
  立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑
 秋、
  立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降
 冬、
  立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒

 さらに一年を72等分した七十二候があるという。
 季節それぞれの出来事、自然現象に目を向け、田植えや稲刈りの時期など農作業の目安にもなる農事暦でもある。

 七夕の今の時期は二十四節季は小暑、
七十二候は「温風至る」、夏の風が熱気を運んでくるという意味らしい。

 「日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー」 (東邦出版)より

 四季あり、自然に寄り添う美しい日本

      「良い国に生まれたなぁ!!」

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