岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「昇る雪」

2010-02-19 11:35:00 | いなか暮らし

Cimg6348 暖かな地方の方にはなじみが無いと思う。
2月頃、少し降った雪が日中溶けて屋根から下がる
落ちる前に夕方になって冷え込むと煎餅状態のまま凍る。

Cimg6349 翌朝パリパリの雪が垂れ下がる。

 春がそこまで来た頃によく見られる風景である。

 暖冬の予報だったと思うがこの冬、数年ぶりの厳しい冬が続く。
 2月に入ってからも朝の最低気温はともかく日中も寒い。
寒さから逃げようと、妻と南へ南へと進みその名も宮城県、南三陸町の海辺のホテルに宿をとった。
 ところがその日は近年にない寒さと言う。9階の窓からは雪が
   ・・・・・ん・・「雪が昇っている」
海に突き出たこのホテルに太平洋から吹き付ける風のせいだろう。
 雪が上に向って昇っていく、幻想的な風景にしばし見とれた。

Cimg6370 よく晴れた翌朝、水面から大きな太陽が昇った。
その頃からカモメが部屋を覗きに訪れた。
菓子くずを手のひらからついばんでいく。カモメとしばし遊んだ朝はこの地方では珍しいほどの冷え込みとか。
 その日は登米地方の旧跡を回って帰った。


 
家には米の生産調整の書類が届いていた。
 今年は4割近くも田んぼはお休み。自給率うんぬん・・・・矛盾を感じながらも近づく春の準備が始まる。

 

コメント
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