岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

まいにち富士山」・・・その後

2016-01-30 16:12:21 | いなか暮し

   富士市付近からの富士、美しいとは思っても毎日登るのは・・・・・
                        ネットから借用しました。失礼

 花巻市東和町出身で秦野市にお住いの佐々木茂良さんは退職後の63才から毎日富士登山をめざし2012年8月 1000回に達した。
 そのことは新潮新書「まいにち富士山」にくわしい。

その後・・・の活躍ぶりは昨年11月30日から12月4日まで読売新聞、夕刊 コラム「しあわせ小箱」に連載された。

 シーズン最後の昨年2015年11月10日までに富士登山は実に1361回

 毎日富士登山のコツはリズムを一定に保ち、足の運びに併せて心の中で 「お・か・ね・も・ち」を繰り返すと不思議と疲れない。

 登山800回を超えた頃から各地で講演を頼まれるようになり、毎回のように「なぜ毎日登るんですか?」と聞かれるたびに「心身の鍛錬です」と恰好をつけるが実はいろんな意味で気持ちがいいーんです。
 登山から帰って 熱い風呂に入った後の日本酒の美味さ、奥様の手料理の極上に美味いこと

 危険な目に遭った経験から「無理はしない」と心がけてはいるが、これが意外と難しい、とも・・・・
 登山経験を通じて「かっか」しなくなったのは富士山のように裾が広がったのかもしれない
 登山の苦しさを思い出せば、どんな困難も乗り越えられる自信がついた。
 佐々木さんのユーモア交じりの連載は好評だったとのことである。

 75才 雪解けを待って今年は富士登山1362回目からスタートする。

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「大寒」に飛ぶトンボ

2016-01-28 14:11:40 | いなか暮し

 いつものように金曜の夜、泊まりに来た孫が 「トンボが飛んでいるよ!」

 まさか? 暖冬とはいえ「大寒」の真っただ中、西日本にいたっては記録的な雪や寒さが続く。

 日差しが暖かい窓から入ったか、あるいは洗濯物にでも紛れ込んで入ったのか トンボが一匹、部屋の中を悠々と飛んでいる。
    指先にとまったトンボ、4、5センチはあろうか

 建物の隙間などで成虫のまま越冬するオツネン(越年)トンボというらしい。
 それにしても「大寒」に飛ぶトンボは見たことも聞いたこともない。

 今どきは気象衛星の天気図を見てるから異常気象もそんなものかと思っているが、寒中にトンボが飛んだら昔の人はなんというだろう。
 「吉兆か?」 あるいは「大凶作の前触れか?」
 
 珍しい冬のトンボ、見つけてからもう五日、部屋に居続けている。

 せっかくの「吉兆」のトンボ、飛んでいる間はいいが床にいるのが心配、踏まないように充分注意。

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「昭和の学校」

2016-01-25 10:05:50 | いなか暮し

 少ない雪で開業が遅れた鉛温泉スキー場、数日の雪降りで1月21日ようやくスキーができるようになった。
 その日、スキー場近くの「昭和の学校」を訪ねた。 
 雪深い地域だけに多くのスキー選手を輩出した旧前田小学校跡を利用して開かれた「昭和の学校」
 見てきた人からは「一度見たほうがいいよ」と薦められてはいたが、どうせガラクタを適当に陳列してるに違いないと考えていたが・・・

 500円払って入ると、ガラクタがと思っていたが

 ・・・・・ん! 懐かしい自動車がある  ダイハツのミゼットだ。知人から借りてカーブでゴロンと転んだ思い出がある。

 メインの二階展示場で感動

 各部屋ごとに昭和の商店街や        
      当時の一般家庭の居間  
 懐かしい電化製品、当時のレコード、全盛期の映画のポスター ・・・そうだ、私だって初めから老人ではなかった。昭和の頃、青春時代があったんだ。

「昭和の学校」の校長先生はこの地の出身で20年もかけての収集だという。
夕闇がせまったのが惜しかった、日を改めても一度ゆっくり見に来よう。入場料500円は安い。

 若き日を懐かしみつつ、その夜は大沢温泉泊。

 

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使い捨ては美徳 ?

2016-01-18 09:54:51 | いなか暮し

農家向け雑誌「家の光」は年末に一冊だけ買う、農家向けで使いかっての良い付録の家計簿が欲しいため。
その年末号に素晴らしい記事が載っていた。
    「世界一貧しい大統領の豊かな暮らし」
 南米ウルグァイの前大統領 ホセ、ムヒカ氏の2012 リオの国際会議でのスピーチと生き方が紹介されている。

 世界70~80億の人間が富裕な西洋社会と同じ消費をしたらこの地球にそれほどの資源があるだろうか、
 過酷な経済競争で成り立つ社会で団結とか共存共栄とかについて語ることが出来ようか?

 私たちは発展するためではなく、幸せになるために生まれてきました。
 人々はより沢山消費するために働くことをやめません。
 消費が滞れば経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況というお化けが現れます。

 働き続けて「使い捨て社会」を長らえらせるために私たちは悪循環の中にいます。

 問題の原因は水危機や環境破壊ではなく、私たちの社会の在り方であり、見直すべきは私たちの生き方にあります。
 発展とは幸福を阻むものではなく、人類の幸福のためにあるべきです。
 愛情、人間関係、育児、友達そして最低限のものをもつこと、こうしたことのために発展はあるべきです。
 貧困とはコミュニティがないこと、友達や家族がいないこと、人が何かを所有していても一人では仕方がない、貧しいとは経済的な問題ではなく決して満足しない、孤独のことだよ・・・・・

 「農業、大地、それはすばらしいものだ。自然はいつも教えてくれる。」
 ホセ、ムヒカ氏は大統領退任後も公邸に住むことなく、花や野菜を作りながら三部屋だけの小さな家で妻と愛犬と過ごしている。
   

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「進んでいる」人

2016-01-11 11:19:48 | いなか暮し

 新春「松の内」に権現さまがやってくる。

   氏神さまの前で御神楽奏上の後  狭い玄関で
権現舞を舞って一年の息災を祈ってもらう。

 年が明けても暖かな冬が続き、雪のない庭ではクロッカスやアイリス、ヒヤシンスの芽が日ごとに伸びているように感じる。

               

 一日を過ごして振り返ると以前より探し物をしている時間が多くなってる。
 日常使う本や書類、メモ等々 早い話が忘れっぽくなっている。 極端な時などは3ヶのものを買いにお店に来てるのに2ヶっ買って、あとの1ヶ何を買いに来たのか思い出せない。
 加えてふと浮かんだ人の名前や地名が出てこない。
 それではと、なんでもメモるが、そのメモの存在すら忘れていることがある。

 くらべて孫たちの記憶は素晴らしい。クラスや友達、タレントのキラキラネームを簡単に記憶するのがうらやましい。

 「人間が大分古くなった」せいではあるが、ここでもし病院で診察を受けたら
  痴呆症が大分、進んでいますね・・・・と言われるのが怖い。

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