岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「みちのく潮風トレイル」、、

2022-06-28 11:40:38 | いなか暮し

 寒い季節だった、三陸鉄道の列車旅を楽しんだ後、久慈から八戸に向かう海沿いを走る八戸線から太平洋は美しかった、いつか必ず種差海岸を歩いてみよう。

 田んぼの仕事もようやく一段落した今、良い機会と思ったころから連日、曇り、雨が続く。
 今朝も予報では東北日本海側は大雨、太平洋側、時折雨、わずかに八戸付近は日も差すかも・・
 「もう待ってられない」、出かけようとしたその朝、大粒の雨を叩きつけるように激しい雷雨、一瞬立ちすくんだが、それでも出発強行。列車からは次第に雨が弱まるのを感じた。
 八戸線種差海岸駅に着いた頃は日差しが眩しいほどの快晴、念願の「みちのく渚トレイル」に沿って歩き始めた。
 天然芝地は予想をはるかに上回る広大さ、巨大な老松が広がる一帯 「花の渚」は今、ニッコウキスゲ、野生のあやめがいっぱい、 大須賀海岸のあの長い砂浜、
 昼食挟んで10㌔弱、歩いて蕪島では無数のウミネコが歓迎してくれた。
 予定を走破して帰りの車中は冷えたビール・・・はマスク着用中では無理だった。

 その日、早めの帰宅で一日歩きとおした汗を流すつもり、「ん・・?」シャワーが出ない。
 そういえば冷凍庫、レンジ点かない・・・よく調べたら、同じ敷地内の「離れ」の門灯が壊れて中の蛍光灯が黒くむき出しになっている。
 今朝の激しい雷は門灯に落雷したのか、このくらいで済んだのが幸運だった。
 激しい雷の日はやっぱり外出はしない方が・・・と肝に銘じる。

 

 

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草刈り

2022-06-16 16:26:59 | いなか暮し

 6月始め、田植え終わって間もないころ、地区の人たちが総出で、地区の水がめ「三郎堤」の堤防の草刈りをする。
 地区の水田120㌶余を潤す三郎堤は、生い茂る草を平地部分をトラクターで刈り取った後、広大な傾斜地は人力が頼り、早朝集まった百数十人が一斉に肩掛け草刈り機で刈り取る。

 三郎堤はその歴史が長いだけに築造にまつわる伝説も多い。頼朝に滅ぼさせられ平泉を逃れた泉三郎忠衛公によって築造されたと伝わる。
 工事の安全を祈って乾(いぬい)の方角に祀られた元宮には忠衛公の墓と伝わる「槍塚」は、あえて名は伏せてるという。
 築堤の際、住処を失った沼の主が現れ、暴虐を働くために村人が恐れ、神楽を舞って慰めたという神楽場、なぜか物騒な地名「首洗いの池」・・等々
 水資源に恵まれたために南部藩の重要な米どころだったらしい。明和年代には年貢米を収容する「御蔵」が建てられ、現在に地名(屋号)として残る。
 藩の重要な米の産地だけに「三郎堤」の維持管理のために、普請や底浚い工事が度々行われ、そのたびに召集されるため普請人夫拒否の一揆が江戸期に度々起こっている。
 昭和期に入り、4年には2000人余の人足で改修工事、54~58年には防災的見地から数億円を要して整備された。
  草刈り終わってきれいになった「三郎堤」、
 やがて夏 静かな三郎堤の湖面には霧が流れ、 秋 周囲の山々の紅葉を湖面に映し、寒さと同時に北から数百の白鳥が舞い降り、文字通りの白鳥の湖となる。
 春、桜が咲き誇り、三郎堤沿いに走る釜石線SL銀河がまじかに見られる。



 

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スマホってやつは・・・

2022-06-02 16:38:18 | いなか暮し

 風呂場から今夜もボリュームいっぱいのスマホの音が聞こえる。
  田植え終わった爺さんが、お風呂で、のんびり音楽を楽しんでいる。
 時には好きなビリボーンとかウェスタンとかだが、その多くは昭和の歌謡曲、今夜は三波春男の「俵星玄蕃」を楽しんでいるようだ。
 年齢とともに、仕事も公職も一つ減り、二つ減りして、携帯電話としては孫の学校送迎のSOS連絡が主な役目、携帯電話はもういらなくなったと思ったころからスマホの機能が増え、どんどん便利になり、アプリとかが数えきれないほどできてきた。
 普段使うアプリ以外にはできるだけ興味を持たないようにしようと心がけてはいるが、それでも次々に便利なものができてくる。
 天気、ニュースは当然、聞きたい音楽はいつの時代のどんなジャンルを何でも、木や花の名前、カメラにカーナビ・・・それでも若い人たちに比べたらいくらも使っていない。
 その昔、現役の頃、ポケットベルから始まり、何台かの携帯電話を経てスマホ、以来左の胸ポケットにはいつも入っている、邪魔と思えば邪魔、重いと思えば重いような。
 パソコンにスマホ、若い人達はもちろん、お年寄りもみんな利用しているデジタルだが日本はまだまだ遅れているとか、
 政府はこれから高齢者に、デジタル端末の利用方法を教える「デジタル推進委員」とかを全国に配置して、今よりもっと高速な「5G」とかの推進を急ぐという。
 お年寄りも大変だ、まだまだ勉強させられそうだ。

 お年寄りの知恵、工夫が大切だった、不便な生活が懐かしい。

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